オペレーター、エンジニア、PA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 05:58 UTC 版)
「舞台音響」の記事における「オペレーター、エンジニア、PA」の解説
オペレーター、エンジニアとしての音響スタッフを、電気的な音響拡声装置を意味するPA(Public Address)と呼ぶときもある。ミキシング・コンソールを中心とした、各々の演奏をまとめ、処理をする仕事を、楽器の演奏者たちと区別して用いることが多い。特にプロにおいてオペレーターはエンジニア的仕事を兼ねることが多い。 オペレーションは、舞台の演出や役者の出来、観客の雰囲気等を考慮しながら、公演の度ごとに最も良い音量等を選択する作業である。音の物理的な性質や機材の音の再現特性を理解していなければ、意図した演出、心地良い空間を構築することができない。特に舞台においては録音と異なり、マイクロフォンとスピーカが近接しているために両者の間で集音と増幅を繰り返して一部または広範な周波数帯で発振現象(ハウリング)を起こすと言う普遍的な問題があるため、仕込みおよび演奏中において機敏に対処する能力が不可欠である。さらに電子楽器やケーブルなどの性質を知らないと、機材が壊れたり、ケーブルから火が出ることもあるため、専門的な知識が必要である。
※この「オペレーター、エンジニア、PA」の解説は、「舞台音響」の解説の一部です。
「オペレーター、エンジニア、PA」を含む「舞台音響」の記事については、「舞台音響」の概要を参照ください。
- オペレーター、エンジニア、PAのページへのリンク