オイルショックによる減ページ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 06:23 UTC 版)
「ギャグゲリラ」の記事における「オイルショックによる減ページ」の解説
好調なスタートダッシュを飾った『ギャグゲリラ』だったが、第四次中東戦争勃発に端を発する原油供給の逼迫、すなわちオイルショックがもたらした折からの紙不足は、出版界全体に大きな大打撃を与え、1974年以降『ギャグゲリラ』の掲載スペースも8ページから6ページへと削減される。 連載当初の『ギャグゲリラ』は、タイトル部分に通信社から購入したり、写真部が撮影した没写真をはめ込み、それを肩代わりにしていたが、減ページのため、漫画部分を少しでも確保しなければならない急場の策から、以降ナンセンスフォトの掲載は取り止めざるを得なくなる。 減ページは赤塚にとっても、切実な問題であり、後にこのような述懐を残している。 「急に八ページから六ページになるってのは、けっこう大変なことなんだ。マンガにはリズムってのがあるんだよ。アイデアを考えるとき、頭の中に八ページの長さがあって、それで考える。それで台詞をいれていくから、ピタッと八ページで終わるわけ。それが急に六ページになると、これ苦労するんだよ。ページが減るっていうんじゃなくて、アイデアの考え方を変えなきゃいけない。八ページで笑わせるのと、六ページで笑わせるのは違うの」
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