オイルショックによる工程前倒しの検討
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/01 23:03 UTC 版)
「福島第一原子力発電所2号機の建設」の記事における「オイルショックによる工程前倒しの検討」の解説
1973年秋の第一次オイルショックの際に、東電は既に運転開始していた1号機の出力を再度46万kWに引き上げ、当時1974年3月末から運転開始予定だった2号機の開始時期を繰り上げ、1973年12月末より25%出力で試運転を開始し、翌年早々にフル出力で運転し実質的な供給戦力とすることを検討していた。具体的な救援策(重油火力節減策)としては試運転(試験工程を消化する過程で、段階的に出力を増加していくパワーアップテスト)では、系統に併列していることを利用し、送電電力を当初の10%から25%に増加する措置などが検討された。 2号機が全ての試験を完了し商業運転を開始したのは1974年7月18日であった。
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