エマーソン、レイク&パーマー版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 04:59 UTC 版)
「展覧会の絵」の記事における「エマーソン、レイク&パーマー版」の解説
詳細は「展覧会の絵 (ELPのアルバム)」を参照 イギリスのプログレッシブ・ロック・バンド、エマーソン・レイク・アンド・パーマー(ELP)はクラシックの楽曲をロックにアレンジして演奏することを得意としていた。(ロック・グループが、クラシックの曲をシンセサイザーやハモンドオルガンでアレンジして演奏したことは、当時としてはセンセーショナルなことであった。)展覧会の絵もレパートリーの一つであり、1971年にそのライブ演奏を収録したレコードを発売する。ただしこのELP版は一部を抜粋したものであり、バンドによるオリジナル部分を挿入した形式であった(それでも30分を超える演奏である)。また、原曲のテーマに合わせた死と生に関する独自の歌詞を付けて歌っており、最後のキエフの大門は「我が生に終わりなし、我が死に始まりなし、死こそ生なり(There's no end to my life, no beginning to my death, Death is life.)」と締めくくられている。ライブ録音であるこのアルバムではアンコール曲も収録されており、その曲はくるみ割り人形(Nut Rocker)である。このような演奏が実現したことには、もともとクラシックの素養のあったリーダーのキース・エマーソンによる影響が大きい。ELPの展覧会の絵は長い間ライブ録音しか存在しなかったが、後に約15分に短縮したバージョンをスタジオ録音してアルバムに収めている。
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