エジプト神話におけるビール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/16 00:18 UTC 版)
「エジプトのビール」の記事における「エジプト神話におけるビール」の解説
古代エジプトでは、ビールは日常的に飲まれる他、神殿で儀式に使用されたり、供物としても用いられた。 エジプト神話においては、ビールを発見したのはオシリスであり、イシスがビールを人間に与え、ハトホルが醸造の全過程を発明したとされる。穀物の栽培から醸造にまつわる各過程に神が設定されている。 また、エジプト神話の中にもビールが重要な役割を果たす逸話が存在する。 ある時、太陽神ラーは人類が自分に対する陰謀を企てていると考えた。ラーは人類を懲らしめるためにハトホルを遣わした。しかし、ハトホルの怒りがとても激しいことを思い出したラーは人類を懲らしめることを思い直した。ラーは膨大な量のビールを作り地面に撒くと、鏡のようになった。ハトホルはビールの鏡に映る自身の姿に見惚れて地上に降りると、ビールを飲み、泥酔してラーから与えられた任務を忘れた。
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