エイランタイとは? わかりやすく解説

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えいらん‐たい【××苔】

読み方:えいらんたい

ウメノキゴケ科の地衣類北半球寒帯多く群生する。高さ5〜10センチ暗褐色または淡褐色表面滑らかで光沢があり、縁に黒いとげ状の突起がある。生薬(しょうやく)として健胃剤用いる。


依蘭苔

読み方:エイランタイ(eirantai)

ウメノキゴケ科の樹枝地衣高山植物薬用植物


依蘭苔

読み方:エイランタイ(eirantai)

ウメノキゴケ科の樹枝地衣高山植物薬用植物

学名 Cetraria islandica var.orientalis


英蘭苔

読み方:エイランタイ(eirantai)

ウメノキゴケ科の樹枝地衣高山植物薬用植物

学名 Cetraria islandica var.orientalis


エイランタイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/31 14:36 UTC 版)

エイランタイ
分類
: 菌界 Fungi
: 子嚢菌門 Ascomycota
: チャシブゴケ菌綱 Lecanoromycetes
: チャシブゴケ目 Lecanorales
: ウメノキゴケ科 Parmeliaceae
: エイランタイ属 Cetraria
: エイランタイ C. islandica
学名
Cetraria islandica
(L.) Ach.
英名
Iceland moss

エイランタイ(依蘭苔、学名:Cetraria islandica)は、 ウメノキゴケ科に属する地衣類の一種。イスランドゴケアイスランドゴケとも呼ばれる。淡い栗色であることが多いが変異も大きく、全体的に灰白色となることもある。高さ8-10 cm程度に成長する。葉状体は丸まって管状となり、その先端は平たく、縁は房状になる。

分布

北国の山岳地帯に豊富で、特にアイスランドの北部・西部に広がる溶岩斜面・平野に特徴的である。イギリス北欧にも見られる。北米では北極圏に広く分布し、アラスカからニューファンドランド島ロッキー山脈南部のコロラドまで、またアパラチア山脈にも生育する。

利用

生薬として販売されているものは、通常色褪せて薄灰色となっており、わずかに苦味を持つ。重量の70%はデンプン異性体であるリケナン(地衣デンプンの一種)であり、他にクロロフィル類縁体 (thallochlor) ・フマル酸・lichenostearic acid・セトラル酸(苦味の原因)などを含む。リケステリン酸・プロトリケステリン酸なども含まれる。デンプンの代用などとしても用いられる。

生薬としての需要量は多いが、アイスランドでは民間薬[1]・伝統食材として少量が用いられるのみである。伝統的にはパン・粥・スープなどの原料として広く用いられていた[2]。また、セトラル酸はエタノールに易溶、水・エーテルに微溶の苦い白色粉末であるが、苦味強壮薬・緩下剤として1回に 0.1 - 0.25 g 程度用いられる。伝統的には胸部疾患に対して用いられた[3]

画像

脚注

  1. ^ Cetraria islandica at Plants for the Future
  2. ^ Iceland Recipe
  3. ^ Iceland Moss

外部リンク



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