エイチ・ツー・オー リテイリングの傘下からSRSホールディングスの傘下に。製麺業への進出と撤退
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 00:47 UTC 版)
「家族亭」の記事における「エイチ・ツー・オー リテイリングの傘下からSRSホールディングスの傘下に。製麺業への進出と撤退」の解説
2011年(平成23年)8月11日にエイチ・ツー・オー リテイリングがキャス・キャピタル系の投資ファンドが保有する家族亭株の57.17%全株を買収する応募契約を締結してTOBを発表し、同年9月9日にTOBの成立が発表されて同月14日付で同社の連結子会社となった。 この連結子会社化の後も株式の上場は維持されたが、エイチ・ツー・オー リテイリングが株式交換により全株式を取得して2014年(平成26年)8月1日付で完全子会社化されて上場廃止となることになった。 2011年(平成23年)10月31日にチルド麺や生麺、調理麺などを製造する、中野食品を買収して完全子会社化して百貨店やスーパーなど向けの製麺事業に乗り出し、2012年(平成24年)8月14日にチルド麺を中心に製造する、寿製麺の発行済み株式70%を取得して子会社化し、製麺事業の生産体制強化と老朽化が進んだ兵庫県西宮市と大阪府摂津市にある自社製麺工場からの生産集約化を目指すと発表した。 ところが、円安による原材料価格の上昇などで製麺事業の業績が悪化して赤字に転落したことから、2014年(平成26年)6月30日付で製麺大手のシマダヤに中野食品と寿製麺の2社を譲渡して製麺事業から撤退した。 また、2011年(平成23年)9月にそば・うどんの宅配店舗の1号店を開店し、2012年(平成24年)1月17日に「田舎つけそば のぶや」の1号店を開店させるなど、国内での新業態の店舗開発も引き続き進められている ほか、同年8月14日に大人の女性が気軽に立ち寄れる業態の「花旬庵」の関西1号店を開店させる など既存業態の出店地域の拡大も図られている。 2019年 (令和元年)5月10日に親会社のエイチ・ツー・オーリテイリングが「和食さと」などを子会社で運営するSRSホールディングスと資本業務提携を締結。同年12月26日に当社と当社と同じエイチ・ツー・オーリテイリング傘下で同業だったサンローリーがSRSホールディングスと株式交換契約を締結。2020年2月1日に両社はSRSホールディングスの完全子会社となった。
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