ウラジロモミとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ウラジロモミの意味・解説 

うらじろ‐もみ【裏白×樅】

読み方:うらじろもみ

マツ科常緑高木深山自生。高さ約40メートル達する。モミ似て線形で、裏面白み帯びる。初夏黄色い花粉をもつ雄花紫色雌花とをつける。球果暗紫色。だけもみ。日光もみ。


裏白樅

読み方:ウラジロモミ(urajiromomi)

シラビソ別称
マツ科常緑針葉高木高山植物

学名 Abies veitchii


裏白樅

読み方:ウラジロモミ(urajiromomi)

マツ科常緑大高木、園芸植物

学名 Abies homolepis


ウラジロモミ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 23:20 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ウラジロモミ
ウラジロモミ
保全状況評価[1]
NEAR THREATENED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類新エングラー体系
: 植物界 Plantae
: 裸子植物門 Gymnospermae
: マツ綱 Coniferopsida
: マツ目 Coniferae
: マツ科 Pinaceae
: モミ属 Abies
: ウラジロモミ A. homolepis
学名
Abies homolepis Sieb. & Zucc.
和名
ウラジロモミ、ダケモミ、ニッコウモミ[2]

ウラジロモミ(裏白樅、学名Abies homolepis)は、マツ科モミ属の常緑針葉樹。日本の特産種である[1]。別名はダケモミニッコウモミ

特徴

モミよりも寒冷な気候を好み、福島県から四国までの温帯北部(落葉広葉樹林帯)から亜高山帯下部に分布する。本州中部では、おおよそ高度1000mでモミと入れ替わり、1700-800mでシラビソと入れ替わる[3]

大きいものでは樹高40m、直径2mにも達する場合がある。葉の裏側が白いためこの名が付いている。モミに似るが、葉先はモミほど鋭く2裂しない、若枝は無毛である、などの違いがある。葉の長さは1.5-2.5cm、球果はモミより若干小さく、長さ6-13cm程度。はじめ暗紫色、熟成すると黄褐色を帯びる。

ブナ林やスギヒノキの人工林でそれらの木の陰に生える。(ブナやスギ・ヒノキよりもさらに暗い場所を好むため)

関東地方中部地方には、モミとウラジロモミの雑種であるミツミネモミ Abies x umbellata が分布する。

脚注

  1. ^ a b Katsuki, T., Zhang, D, Rushforth, K. & Farjon, A. (2013). Abies homolepis. The IUCN Red List of Threatened Species 2013: e.T42288A2969985. doi:10.2305/IUCN.UK.2013-1.RLTS.T42288A2969985.en. Downloaded on 17 June 2021.
  2. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
  3. ^ 2.高森町の植物 高森町、2022年3月4日閲覧。

関連項目



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ウラジロモミ」の関連用語

ウラジロモミのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ウラジロモミのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのウラジロモミ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS