ウォールズ_(ミシシッピ州)とは? わかりやすく解説

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ウォールズ (ミシシッピ州)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/15 07:57 UTC 版)

Walls, Mississippi
愛称: 
"Where the Delta Meets the Bluff"
(デルタと山手が出会う場所)
Walls, Mississippi
Walls, Mississippi
座標:北緯34度58分 西経90度09分 / 北緯34.96度 西経90.15度 / 34.96; -90.15座標: 北緯34度58分 西経90度09分 / 北緯34.96度 西経90.15度 / 34.96; -90.15
アメリカ合衆国
ミシシッピ州
デソト郡
Town 2003年
政府
 • Mayor Kiedron Henderson[1]
面積
[2]
 • 合計 11.96 mi2 (30.98 km2)
 • 陸地 11.84 mi2 (30.66 km2)
 • 水域 0.13 mi2 (0.33 km2)
標高
211 ft (64 m)
人口
2020
 • 合計 1,351人
 • 密度 114.13人/mi2 (44.07人/km2)
等時帯 UTC-6 (CST)
 • 夏時間 UTC-5 (CDT)
FIPS code 28-77400
ウェブサイト www.townofwalls.com
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ウォールズ (Walls) は、アメリカ合衆国ミシシッピ州デソト郡の北部に位置する、ミシシッピ川に近い町であり、「ザ・デルタ (The Delta)」と称されるミシシッピ・デルタの一角にあり、肥沃な黒土で知られている。ミシシッピ州北西部の上部に位置しており、隣接するテネシー州メンフィスを中心とするメンフィス大都市圏英語版の一部となっている。ZIPコードは、38680 である[3]2010年国勢調査英語版では、人口は 1,162人であり[4]2018年時点の推定人口は 1,463人であった[5]

歴史

ウォールズは、比較的歴史の浅いコミュニティであり、もともとの名は先住民チカソーの古い言葉で「アルピカ (Alpika)」と呼ばれていた。この地名は、1906年にウォールズに改名された。

ウォールズという地名は、南北戦争に従軍したジューン・ウォールズ大尉 (Captain June Walls) に因んで命名された。ウォールズ大尉は、1880年代にこの地方で活動した初期の入植者で、商人であった。

ウォールズの近傍にあるミシシッピ文化の遺跡、ウォールズ遺跡 (the Walls Site) は、ヨーロッパ人との接触以前の最後の先史文化の段階を指すウォールズ相英語版の名の由来となっている[6]エルナンド・デ・ソトが辿った歴史的道路英語版は、デソト郡を貫いて通り、ウォールズの近傍に至っている。

現代のウォールズは、豊かな農業に恵まれたコミュニティである。木綿大豆トウモロコシが、毎年春に作付けされる。1900年代初めから半ばにかけては、鉄道が地域の発展に大きな役割を果たした。1950年代から1960年代にかけての機械化革命は、他の数多くのデルタ地域のコミュニティと同様に、ウォールズにも大きな変化をもたらした。

このコミュニティの重要な部分となっている聖心連盟 (the Sacred Heart League) は、ウォールズ聖心学校 (the Sacred Heart School in Walls) の運営に当たっている。連盟は、有名なイエス・キリスト像の販売を通して資金を集めていた。1960年代には、この像は、アメリカ全土に広まり、どこでも自動車のダッシュボードに置かれていたものであった。

ウォールズの町は1900年代初めからコミュニティとして成立していたが、これに隣接する小さな村であった(ミシシッピ州の)メンフィス英語版は、1970年代初めに法人化され、ウォールズの南隣に位置している。2003年/2004年の年度に、メンフィスの村はウォールズに合併され、ウォールズの町は正式に基礎自治体としての地位を確保した。

気候

平均気温:

  • 1月 = 39.4 F / 4.1 C
  • 7月 = 81.1 F / 27.3 C

域内の区分

  • Kaitlin Ridge
  • Mallard Park
  • Encore

隣接する都市

人口

人口推移
人口
2010 1,162
2020 1,351 16.3%
U.S. Decennial Census[7]

2020年国勢調査

ウォールズの人種構成[8]
人種 人口 比率
白人 416 30.79%
黒人ないしアフリカ系アメリカ人 813 60.18%
アジア系 19 1.41%
太平洋諸島系 2 0.15%
その他/混血 53 3.92%
ヒスパニックないしラティーノ 48 3.55%

2020年国勢調査英語版では、人口は 1,351人、世帯 (households) は445、家族 (families) は325であった。

交通

ニューオーリンズシカゴの間で運行されているアムトラック(全米鉄道旅客公社)の夜行長距離列車「シティ・オブ・ニューオーリンズ (City of New Orleans)」は、カナディアン・ナショナル鉄道 (CN) の線路を使って当地を通過するが、停車はしない。最も近い鉄道駅は、15マイル (24 km)北に位置するメンフィスメンフィス・セントラル駅である。

教育

ウォールズの公教育は、デソト郡学校区英語版が管轄している。

中等学校

小学校

  • Walls Elementary
  • Lake Cormorant Elementary

成長と拡大

レザーマン開発

ウォールズの町域内では、レザーマン家 (the Leatherman family) が、工業用地、商業用地、住宅地の開発計画に着手している。最初に工業用地に進出したシグマ・サプライ社 (Sigma Supply Co.) は、国道61号線英語版とスター・ランディング道路 (Star Landing Road) の交差点の近傍にあるレザーマン工業団地(325-エーカー (1.32 km2))に新築した建物(254,000-平方フート (23,600 m2))へ入居した。同社は、産業用の梱包機材や設備の供給事業社である。面積が1,900-エーカー (7.7 km2)に及ぶ、レザーマン・プランド・ユニット開発 (Leatherman Planned Unit Development) は、生徒数 900人を数える新たな小学校の設置を進め、2008年8月に開校に漕ぎ着け、従来からある生徒数700人のレイク・コーモラント中学校 (Lake Cormorant Middle School) に加わった。レイク・コーモラント高等学校 (Lake Cormorant High School) は、2011年に開校した[9]

著名な住民

脚注

  1. ^ First black mayor in DeSoto County leads Town of Walls” (2020年6月10日). 2024年8月3日閲覧。
  2. ^ 2020 U.S. Gazetteer Files”. United States Census Bureau. 2022年7月24日閲覧。
  3. ^ ZIP Code™ Lookup | USPS”. tools.usps.com. 2024年8月3日閲覧。
  4. ^ Geographic Identifiers: 2010 Demographic Profile Data (G001): Walls town, Mississippi”. U.S. Census Bureau, American Factfinder. 2020年2月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年11月2日閲覧。
  5. ^ Population and Housing Unit Estimates”. 2020年2月14日閲覧。
  6. ^ Smith, Gerald P. (1990). David H. Dye; Sheryl Ann Cox. eds. Towns and Temples Along the Mississippi. University of Alabama Press. pp. 136. ISBN 0-8173-0455-X 
  7. ^ Census of Population and Housing”. Census.gov. 2015年6月4日閲覧。
  8. ^ Explore Census Data”. data.census.gov. 2021年12月7日閲覧。
  9. ^ Unique Mixed-Use Development Planned for DeSoto”. Memphis Daily News. 2024年8月3日閲覧。
  10. ^ Maxey, Ron (2016年10月10日). “Former Mississippi Rep. Gene Alday dies”. The Clarion-Ledger. https://www.clarionledger.com/story/news/local/2016/10/10/former-mississippi-rep-gene-alday-dies/91874066/ 2020年9月13日閲覧。 
  11. ^ “Former City Political Leader Dies”. The Commercial Appeal: pp. 44. (1973年5月2日). https://www.newspapers.com/article/the-commercial-appeal-former-city-politi/138787522/ 2024年1月15日閲覧。 
  12. ^ Martaveous McKnight”. Itawamba Community College Athletics. 2020年9月13日閲覧。
  13. ^ Leslie Burl McLemore”. Mississippi Encyclopedia. 2020年9月13日閲覧。
  14. ^ Lizzie "Kid" Douglas, "Memphis Minnie" - Memphis School”. National Public Radio. 2018年8月19日閲覧。

外部リンク




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