ウェストブロムウィッチ・アルビオンFCとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 組織・団体 > スポーツ競技団体 > サッカー > イングランドのサッカークラブ > ウェストブロムウィッチ・アルビオンFCの意味・解説 

ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/24 13:27 UTC 版)

ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFC
原語表記 West Bromwich Albion Football Club
愛称
  • The Baggies (バギーズ)
  • The Throstles (ツグミ)
  • The Albion
クラブカラー    
   
創設年 1878年
所属リーグ EFLチャンピオンシップ
所属ディビジョン 2部(2024-25)
昨季リーグ順位 5位(2023-24
ホームタウン ウェスト・ブロムウィッチ
ホームスタジアム
ザ・ホーソンズ
収容人数 26,850人[1]
代表者 頼国伝
監督 カルロス・コルベラン
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
サードカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン・フットボール・クラブWest Bromwich Albion Football Club [ˈbrɒmɪ, -ɪ])は、イングランドウェスト・ミッドランズ州ウェスト・ブロムウィッチに本拠地を置くプロサッカークラブ。WBAは略称。英国では主にWest Bromと表記される。

最大のライバルはウルヴァーハンプトン・ワンダラーズFCであり、ブラック・カントリー・ダービーと呼ばれる。両クラブとも1888年に世界最古のフットボールリーグが創設された初期メンバーであり、初対決は1883年に行われた。またアストン・ヴィラバーミンガム・シティともウェスト・ミッドランズ・ダービーと呼ばれ盛り上がりを見せる[2]

歴史

ウェスト・ブロムの選手達(1888年)
ザ・ホーソンズ

1878年バーミンガム郊外の工場職員グループによって設立。創立時のクラブ名はウェスト・ブロムウィッチ・ストローラーズ(West Bromwich Strollers FC)であったが、1881年に現在の名称に変更された。。チームの愛称Baggiesはこの当時の選手達がぶかぶかのバギーパンツを穿いてプレーをしていたことに由来する。[要出典]

1888年に始まった世界最古のサッカーリーグ、フットボールリーグに最初から参加した12クラブのうちの一つ。

イングランド中部という保守的な地域であるがミッドランド工業地帯の少数派民族が多い地域に居を構えていることもあり、歴史的にマイノリティーの支持を集めるクラブである。また同地域において、いち早く黒人選手をレギュラー起用している。[要出典]

近年は、プレミアリーグチャンピオンシップを行き来するエレベーターチームと位置づけられている。2003-04シーズンはフットボールリーグ・ディビジョン1(2部)で2位の成績を収めて昇格を果たした。2004-05シーズンには最終節で“グレートエスケープ”と言われる大逆転劇を演じ、17位残留を決めたが、2005-06シーズンは19位となりチャンピオンシップへ降格した。2006-07シーズンは、4位となったがプレーオフで敗退し1年でのプレミア復帰とはならなかった。

2007-08シーズンにチャンピオンシップ優勝を飾り、2年ぶりのプレミアリーグ昇格を決めるが、2008-09シーズンは、最下位となり1年でチャンピオンシップへここ8年で3度目の降格となった。2009-10シーズンはチャンピオンシップ2位となり、プレミア復帰を果たした。2010-11シーズンは序盤戦でアーセナルマンチェスター・ユナイテッドなどの強豪相手に健闘するなど順調な滑り出しを見せたが、その後失速して一時17位まで順位を下げた。2011年2月11日に監督がロベルト・ディ・マッテオからロイ・ホジソンに交代するとチームは復調。最終的にはクラブ史上最高の11位まで順位を上げ、見事残留を果たした。[3]2011-12シーズンは10位。[4]監督がスティーブ・クラークに交代した2012-13シーズンは8位。[5]トニー・ピューリスが指揮した2016-17シーズンは10位。[6]2016年8月5日、クラブを保有していたジェレミー・ピースは、中国の投資会社グループにクラブを売却した。売却価格は約2億ポンドと報じられており、クラブのオーナーには頼国伝が就任した。[7]しかし、2017-18シーズンは、最下位となりチャンピオンシップへ降格した。[8]2018-19シーズンは、4位となったがプレーオフで敗退し1年でのプレミア復帰とはならなかった。[9]2019年6月13日、スラベン・ビリッチが監督に就任した。[10]19-20シーズンは2位でシーズンを終え、自動昇格となり2年ぶりにプレミアリーグに復帰が決まった。20-21シーズンは、スラヴェン・ビリッチサム・アラダイスが指揮を執るもチームは下位から抜け出せず、プレミアリーグ19位となり2部降格が決定。

2021-22シーズン、ヴァレリアン・イスマエルを監督に招聘[11]

名称変更

  • 1878-1881 ウェスト・ブロムウィッチ・ストローラーズFC
  • 1881-現在 ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFC

タイトル

国内タイトル

  • フットボールリーグ・ファーストディヴィジョン(現プレミアリーグ):1回
1919-20
  • フットボールリーグ・セカンドディヴィジョン(現チャンピオンシップ):3回
1901-02, 1910-11, 2007-08
  • FAカップ:5回
1887-88, 1891-92, 1930-31, 1953-54, 1967-68
  • フットボールリーグカップ:1回
1965-66
  • コミュニティーシールド:2回
1921, 1955
  • FAユースカップ:1回
1976
  • バーミンガムシャー・シニアカップ:5回
1886, 1895, 1988, 1990, 1991
  • スタッフォードシャー・シニアカップ:13回
1883, 1886, 1887, 1889, 1900, 1902, 1903
1924, 1926, 1932, 1933, 1951, 1969

国際タイトル

  • なし

過去の成績

シーズン リーグ FAカップ リーグ杯 欧州カップ / その他 最多得点者
ディビジョン 順位 選手 得点数
1997-98 ディビジョン1 46 16 13 17 50 56 61 10位 4回戦敗退 3回戦敗退 リー・ヒューズ 14
1998-99 46 16 11 19 69 76 59 12位 3回戦敗退 1回戦敗退 31
1999-00 46 10 19 17 43 60 49 21位 3回戦敗退 3回戦敗退 12
2000-01 46 21 11 14 60 52 74 6位 3回戦敗退 2回戦敗退 21
2001-02 46 27 8 11 61 29 89 2位 準々決勝敗退 3回戦敗退 スコット・ドビー 10
2002-03 プレミアリーグ 38 6 8 24 29 65 26 19位 4回戦敗退 3回戦敗退 ダニー・ディチオ
スコット・ドビー
5
2003-04 ディビジョン1 46 25 11 10 64 42 86 2位 3回戦敗退 準々決勝敗退 リー・ヒューズ 11
2004-05 プレミアリーグ 38 6 16 16 36 61 34 17位 4回戦敗退 2回戦敗退 ロバート・アーンショウ 11
2005-06 38 7 9 22 31 58 30 19位 3回戦敗退 4回戦敗退 ネイサン・エリントン
ヌワンコ・カヌ
5
2006-07 チャンピオンシップ 46 22 10 14 81 55 76 4位 5回戦敗退 3回戦敗退 ディオマンシ・カマラ 20
2007-08 46 23 12 11 88 55 81 1位 準決勝敗退 3回戦敗退 ケヴィン・フィリップス 22
2008-09 プレミアリーグ 38 8 8 22 36 67 32 20位 4回戦敗退 2回戦敗退 クリス・ブラント 8
2009-10 チャンピオンシップ 46 26 13 7 89 48 91 2位 5回戦敗退 3回戦敗退 クリス・ブラント
グラハム・ドーランズ
13
2010-11 プレミアリーグ 38 12 11 15 56 71 47 11位 3回戦敗退 5回戦敗退 ピーター・オデムウィンギー 15
2011-12 38 13 8 17 45 52 47 10位 4回戦敗退 3回戦敗退 10
2012-13 38 14 7 17 53 57 49 8位 3回戦敗退 3回戦敗退 ロメル・ルカク 17
2013-14 38 7 15 16 43 59 36 17位 3回戦敗退 3回戦敗退 サイド・ベラヒーノ
ステファン・セセニョン
5
2014-15 38 11 11 16 38 51 44 13位 準々決勝敗退 4回戦敗退 サイド・ベラヒーノ 14
2015-16 38 10 13 15 34 48 43 14位 5回戦敗退 3回戦敗退 サロモン・ロンドン 9
2016-17 38 12 9 17 43 51 45 10位 3回戦敗退 2回戦敗退 8
2017-18 38 6 13 19 31 56 31 20位 5回戦敗退 3回戦敗退 サロモン・ロンドン
ジェイ・ロドリゲス
7
2018-19 チャンピオンシップ 46 23 11 12 87 62 80 4位 4回戦敗退 3回戦敗退 ドワイト・ゲイル 24
2019-20 46 22 17 7 77 45 83 2位 5回戦敗退 1回戦敗退 チャーリー・オースティン
ハル・ロブソン=カヌ
10
2020-21 プレミアリーグ 38 5 11 22 35 76 26 19位 3回戦敗退 3回戦敗退 マテウス・ペレイラ 12
2021-22 チャンピオンシップ 46 18 13 15 52 45 67 10位 3回戦敗退 2回戦敗退 カーラン・グラント 18
2022-23 46 18 12 16 56 53 66 9位 4回戦敗退 2回戦敗退 ブランドン・トーマス・アサンテ英語版 9
2023-24 46 21 12 13 70 47 75 5位 4回戦敗退 1回戦敗退 ブランドン・トーマス・アサンテ英語版 11
2024-25 46

欧州の成績

現所属メンバー

2024年7月28日現在[12]

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
2 DF ダーネル・ファーロング ()
3 DF コナー・タウンゼント
4 DF セドリック・キプレ英語版 ()
5 DF カイル・バートリー ()
6 DF セミ・アジャイ ()
7 MF ジェド・ウォレス英語版 ()
8 MF ジェイソン・モランビー英語版
9 FW ジョシュ・マジャ ()
11 MF グレイディ・ディアンガナ ()
12 FW ダリル・ダイク () ★
18 FW カーラン・グラント ()
19 MF ジョン・スウィフト
No. Pos. 選手名
21 FW ブランドン・トーマス・アサンテ英語版 ()
24 GK アレックス・パーマー英語版
27 MF アレックス・モワット ()
30 GK テッド・カン
31 FW トム・フェローズ英語版
35 MF オカイ・ヨクシュル
36 DF ケイレブ・テイラー英語版
-- DF パディ・マクネア
-- GK ジョー・ワイルドスミス
-- MF ウスマン・ディアキテ
-- DF トールビョルン・ヘッゲム

※括弧内の国旗はその他保有国籍、もしくは市民権、星印はEU圏外選手を示す。

監督

ローン移籍選手

in

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
-- DF パディ・マクネア (サンディエゴFC英語版)
out

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
-- GK ジョシュ・グリフィス英語版 (ブリストル・R)

歴代監督

歴代所属選手

GK

DF

MF

FW

脚注

  1. ^ Premier League Handbook 2020/21”. Premier League. p. 38. 12 April 2021時点のオリジナルよりアーカイブ12 April 2021閲覧。
  2. ^ Inc, SEESAW GAME (2015年4月2日). “ローカルダービーは100以上…世界最古のサッカー文化を持つイングランド”. サッカーキング. 2024年2月2日閲覧。
  3. ^ Premier League 2010/11”. Soccerbase. 21 September 2019閲覧。
  4. ^ Premier League 2011/12”. Soccerbase. 21 September 2019閲覧。
  5. ^ Premier League 2012/13”. Soccerbase. 21 September 2019閲覧。
  6. ^ Premier League 2016/17”. Soccerbase. 21 September 2019閲覧。
  7. ^ West Bromwich Albion to be sold to Chinese investment group”. BBC Sport. 5 August 2016閲覧。
  8. ^ “West Brom relegated from Premier League after Southampton beat Swanea”. BBC Sport. (8 May 2018). https://www.bbc.co.uk/sport/football/44046183 9 May 2018閲覧。 
  9. ^ “Aston Villa beat West Bromwich Albion to reach Championship play-off final”. BBC Sport. (14 May 2019). https://www.bbc.co.uk/sport/football/48182254 
  10. ^ Slaven Bilic: West Bromwich Albion name ex-West Ham manager as head coach”. 13 June 2019閲覧。
  11. ^ イングランド2部降格WBA、4年契約でフランス人指導者イスマエルの招へいを発表 | Goal.com”. www.goal.com. 2021年6月25日閲覧。
  12. ^ First team”. Squad. 2024年7月28日閲覧。

外部リンク


ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/07 06:36 UTC 版)

マルクス・ローセンベリ」の記事における「ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFC」の解説

2012年8月7日、ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFCへ移籍

※この「ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFC」の解説は、「マルクス・ローセンベリ」の解説の一部です。
「ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFC」を含む「マルクス・ローセンベリ」の記事については、「マルクス・ローセンベリ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ウェストブロムウィッチ・アルビオンFC」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ウェストブロムウィッチ・アルビオンFC」の関連用語

ウェストブロムウィッチ・アルビオンFCのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ウェストブロムウィッチ・アルビオンFCのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFC (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのマルクス・ローセンベリ (改訂履歴)、シェルトン・マルティス (改訂履歴)、ロメル・ルカク (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS