ウィル・ライト
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ウィリアム・”ウィル”・ラルフ・ライト(William "Will" Ralph Wright、1960年1月20日 - )はアメリカのゲームクリエイター。シミュレーションゲームのシムシティをはじめとするシムシリーズの製作者。2009年4月に当時所属していたエレクトロニック・アーツ社を退社、現在は同社と共同で設立したエンターテインメント・シンクタンク「Stupid Fun Club」代表。
- ^ 「モンテッソーリは私に発見の喜びを教えた。たとえば、ブロック遊びでもって、ピタゴラスの理論のようなかなり複雑な理論に興味をもつようにしてみせた。それは、教師が何かを説明するということではなく、自分自身の視点から学ぶことを教えてくれた。シムシティはモンテッソーリから来ている」Seabrook, John (2006年11月6日). “Game Master”. The New Yorker 2007年9月21日閲覧。
- ^ 「僕は、しょっちゅう、何かしらのテーマとか領域について夢中になってしまうんだ。自分がそれについて全て学んだぞって思うまでの半年なり、一年ぐらいの間ね。」Yi, Matthew. "PROFILE: Will Wright: Unsimulated success". San Francisco Chronicle. November 3, 2003.
- ^ 「ぼくは、いつも何かを作ることを楽しんでいた。それは子供の頃の模型作りからはじまって……思うに、ゲーム作りをはじめたとき、遊び手として次のステップに行きたかったのだと思う。だから、プレイヤーが何かをクリエイトできるように、そのためのコンテクストを与え、ツールを与える。」Pearce, Celia (2001年11月5日). “Sims, BattleBots, Cellular Automata God and Go”. Game Studies 2006年12月18日閲覧。
- ^ 「教育制度にはいつも何かしら幻滅させられるものがある。現在の学校教育制度が工場労働者をトレーニングするシステムに起源をもっていて、だから毎日8時間も同じようなことを繰り返しやるのが重要になっているんだ、というようなことを言っている人がいる。本当に面白くなっていくのは、任天堂世代の子供達が大きくなって学校の教師になる時だ。ぼくは、それは今までのどんな教育改革よりも大きな違いを生み出すだろうとぼくは思っている。」 Kelly, Kevin. "Will Wright. The Mayor of Sim City". Wired, 1994
- ^ 「ぼくはデザインのプロセスとストラテジーに興味を持っている。建築家のクリストファー・アレグザンダーの提唱したパタン・ランゲージは、いろいろな空間の関係性をデザインの法則として理論化してみせている。ぼくは、複雑なシステムの在り方に取り組んで、複雑なものを設計できるためのツールを作りたいんだ」
- ^ 「そのメンバーの知性を利用する人間の制度/システムはどんなものもメタ・ブレインである。これまで、我々はメタブレインのニューロン間に摩擦があった。テクノロジーはその摩擦を大幅に低下させている。コンピュータはかつては、決してできなかった方法でもって我々の知性を集結させることを可能にしている。」Bryan Appleyard (2008年3月16日). “Bryan Appleyard tries out Spore and creates his own species”. タイムズ. 2008年6月6日閲覧。
- ^ 後にリチャード・ギャリオットと宮本茂も達成。
- 1 ウィル・ライトとは
- 2 ウィル・ライトの概要
- 3 Dr.ライト
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