インダストリアル・ストレングス設立
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「レニー・ディー」の記事における「インダストリアル・ストレングス設立」の解説
1991年にレニ-は、ハードコアテクノのレーベルであるインダストリアル・ストレングスを立ち上げた。 この頃、レニーはギグを行うためにドイツへ行った折、後にハードコアテクノのアーティストで知られる事になる、マーク・アカーディペインと出会った。当時のマークは、1990年に自身のレーベルであるプラネットコア・プロダクションから"Mescalinium United"というハードコアテクノをリリースしていた。それに対してレニーも、次第に高速かつハードな曲調のテクノに傾斜している時期であった。レニーの曲を色々聴いていたと言うマーク側からの申し出により、インダストリアル・ストレングスのレーベル第一弾として、「Planet Core Productions Special Double AA Side」(IS001)がリリースされ、その中にはこの曲"Mescalinium United"が収録された。 その後も、このレーベルから精力的にハードコアテクノの作品をプロデュースしていった。レニー自身も、メイデイやラブパレードといった有名なパレードをはじめ、さまざまなパレードでもプレイを行った。 インダストリアル・ストレングスでリリースするようなハードコアテクノは、どちらかと言えばアメリカ本国よりも、ヨーロッパのほうで支持されており、アメリカでポピュラーとなっているダンスミュージックのスタイルには当てはまらない事をレニーは痛感した。リリースする曲が次第に多様化して、より複雑な方向へ進むにつれ、一層その傾向が顕著となっていった。 1997年の始めから1998年の終わりにかけては、ドイツでリリースされた「Magix Artist Pool - Lenny Dee」のサンプルCD-ROM宣伝のため、テレビ・コマーシャルへ出演した。その中ではスティーヴ・ギブス(Steve Gibbs)共に作成したハードコアテクノ/トランスコアの曲"Forgotten Moments"(1997年)を、クラブで黒人客達を前にしてDJプレイを行った。
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