インダストリアル製法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 08:55 UTC 版)
インダストリアル製法は、サトウキビから砂糖を精製する際の副産物であるモラセス(廃糖蜜)を原料として作られるもの。この製法で作られたラムをインダストリアル・ラム(工業ラム)と呼ぶこともある。 この製法で作られたラムが、全世界的にはラムの総生産量の約97%ないし約98%を占める。 モラセスを貯蔵しておくことで、好きな時に醸造を開始することが可能なため、サトウキビの収穫時期に拠らず通年でラムの原料となる醸造酒の製造開始が可能であり、出来上がった醸造酒を次の蒸留工程へと送ることで、年中ラムを製造できる。また、モラセスを輸入してラムの原料となる醸造酒の製造をすることもできるため、サトウキビの生産地以外でも醸造工程からラムの製造ができる。 インダストリアル製法の中には、例外的に固形の黒砂糖を水に溶解させて用いる例がある。
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