インターネット授業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/02 03:05 UTC 版)
「インターネット大学」の記事における「インターネット授業」の解説
インターネット大学ではインターネットを活用し、動画や音声を配信して講義を視聴させたり、各種プログラムを演習させるe-ラーニングによる授業、インターネット授業がおこなわれている。 また通信課程において、その講義においてテキストを用いるものの、「印刷教材等による授業(印刷授業)」の要件であるレポートの提出や科目修得試験の受験をインターネットを利用して行うため郵送や教室等への出席を必要としないものも、インターネット授業とされる。これはレポートの提出や科目修得試験を要することからあくまでも「印刷授業」であり、面接授業と同等にいわゆるスクーリング単位として卒業要件となる単位(大学では30単位以上)として認められる「メディア授業」とはならない。すなわち、法令に基づくメディア授業と俗称であるインターネット授業は同等の定義の言葉ではない。 すべての科目がインターネット授業となっている通信課程もあるが、インターネット授業を取り入れている通信課程の多くは従来からの(郵送でのレポート提出や試験会場での科目修得試験を要する)「印刷授業」、「放送授業」、「面接授業(スクーリング)」も併存している。また、通学課程における通常の授業を補完・発展するかたちでインターネット授業を行っている場合もある。 インターネット授業のうち大学設置基準、大学通信教育設置基準等に定めた「講義等を多様なメディアを高度に利用して行う」といった要件を満たしたものは法令上「メディアを利用して行う授業(メディア授業)」となり、通信課程における面接授業と同等のものとして卒業の要件とされている。したがって、卒業の要件として修得すべき単位数をメディア授業ですべてまかなうことができれば、面接授業を行う教室に実際に出席しなくともインターネット授業により修得することで卒業することができる。ただし、メディア授業を行っているものの面接授業が必修科目に含まれている大学もある。
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