イナイとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > イナイの意味・解説 

い‐ない【以内】

読み方:いない

ある範囲内側。「境界線—」⇔以外。

時間・距離・数量順位などで、ある基準含んでそれよりも小さ範囲。「一〇日—には帰る」「一万円—の買物

→以下[用法]


井内

読み方:イナイ(inai

所在 宮城県石巻市


井内

読み方:イナイ(inai

所在 秋田県南秋田郡井川町


井内

読み方:イナイ(inai

所在 三重県南牟婁郡紀宝町

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

稲飯命

(イナイ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/28 10:22 UTC 版)

稲飯命(いないのみこと)は、記紀等に伝わる古代日本皇族

日本書紀』では「稲飯命」や「彦稲飯命」、『古事記』では「稲氷命」と表記される。

神武天皇(初代天皇)の兄である。

関係略系図(表記・記載は『日本書紀』本文による)

鸕鶿草葺不合尊
 
玉依姫
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
彦五瀬命 稲飯命 三毛入野命 神日本磐余彦尊
(初代神武天皇
 
 
 
皇室

記録

日本書紀』・『古事記』によれば、彦波瀲武鸕鶿草葺不合尊海神の娘の玉依姫との間に生まれた第二子(第三子とも)である。兄に彦五瀬命、弟に三毛入野命・神日本磐余彦尊(神武天皇)がいる。

『日本書紀』では、稲飯命は神武東征に従うが、熊野に進んで行くときに暴風に遭い、「我が先祖は天神、母は海神であるのに、どうして我を陸に苦しめ、また海に苦しめるのか」と言って剣を抜いて海に入って行き、「鋤持(さいもち)の神」になったとする。

『古事記』では事績の記載はなく、稲氷命は妣国(母の国)である海原へ入り坐(ま)したとのみ記されている。

後裔氏族

新撰姓氏録』では、次の氏族が後裔として記載されている。

  • 右京皇別 新良貴 - 彦波瀲武鸕鶿草葺不合尊の男の稲飯命の後。続けて「是出於新良國。即為國主。稻飯命出於新羅國王者祖合」[1]と記し、稲飯命は新羅王の祖であると伝える。

考証

稲飯命について『日本書紀』には「鋤持神(さいもちのかみ)」と見えるが、関連して『古事記』の神話「山幸彦と海幸彦」でも「佐比持神(さいもちのかみ)」とあり、これらは(わに)の別称とされる[2]。『古事記』の神話では、山幸彦(火遠理命)は海神宮から葦原中国に送ってくれた一尋和邇(一尋鰐)に小刀をつけて帰したという[2]。また以上から、「さい」とは刀剣を指すとも考えられ、鰐の歯の鋭い様に由来するとされる[2]。特に『日本書紀』神代上では「韓鋤(からさい)」朝鮮半島から伝来した利剣を表すともいわれる[2]。古田武彦はマサヒの「ヒ」は朝鮮語の「ビダ、ベダ」(切る)と同じ意味であるとしている。[3]また『新撰姓氏録』に見えるように、稲飯命は新羅王の祖であるとする異伝がある。

高句麗の建国話で、高朱蒙が「私は天孫(又は太陽の子)で河伯の外孫である、今日逃走してきたが、追手がいよいよ迫っている、どうすれば渡れるか?」と言うと、魚やが浮かんで橋を作り、朱蒙らは川を渡ることができたという話がある。二つの話が類似していることを神話学者の三品彰英によって指摘されている[4]

注釈

出典

  1. ^ 『群書類従. 第十六輯』(経済雑誌社、1898年-1902年、国立国会図書館デジタルコレクション)79コマ参照。
  2. ^ a b c d 佐比持神(国史) & 1985年.
  3. ^ 古田武彦『「邪馬台国」はなかった』(ミネルヴァ書房、2010年復刊版)
  4. ^ 詔旨子細採□【手庶】然上古之時言意並朴敷文構句於字即難已因訓述者詞不逮心全以音連者事 ... 以後、朝鮮神話・北方民族神話との類似性を指摘した三品彰英

参考文献

関連項目


「イナイ」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「イナイ」の関連用語

イナイのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



イナイのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの稲飯命 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS