イスラーム原理主義者のイベリア半島に関する発言
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アメリカによるアフガニスタン空爆が始まった2001年10月7日、オサマ・ビンラディンは 「アル・アンダルスの悲劇が繰り返されるのをわれわれは決して容赦するものではないということを 世界に知らしめよう」と発言した。彼が言う「アル・アンダルスの悲劇」とは、1492年にイベリア半島の イスラーム王朝がレコンキスタによって滅ぼされたことを指している。 ほかにも多くのイスラーム原理主義者たちが、イベリア半島に対し言及し、『キリスト教勢力により奪われた』アンダルスはイスラーム世界の復活により、最終的にはイスラーム教徒により再征服(“レコンキスタ”)されるべきだと発言している。イスラーム国も、征服する予定の領土の一つとしてアンダルス、つまりスペインとポルトガルを挙げている。スペインの知識人の中にはこのことを警戒している者も少なからずいる。この潜在的な警戒心はモロッコ移民に対するスペイン人の差別意識にも繋がっているとされる。 スペイン、ポルトガル両国家とその住民に対しては、その住民の祖先の多くがイスラームを離れ、キリスト教に改宗したものであることから『背教者』として敵視しているとされる。
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