イスラム国家における身体刑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/15 05:58 UTC 版)
「身体刑」の記事における「イスラム国家における身体刑」の解説
イスラム国家では、シャリーア(イスラム法)により、現在でも鞭打刑や手首切断刑などの身体刑がよく行われている。イランでは、2006年には8歳の少年がパンを盗んだとして、彼の左腕をトラックで轢くという刑が行われた。またサウジアラビアでは、窃盗の罪を犯した場合は手首切断刑、飲酒は鞭打刑となっている。 「アムネスティ日本」の第1グループの2001年1月から12月までのアフガニスタンに関する人権状況報告によると、ターリバーン政権下では、公正な裁判の国際基準に反する裁判が行なわれ、残虐な、非人道的な、または品位を傷つける刑罰が科された。女性20人を含む、少なくとも30人が鞭打刑を受け、その大多数が姦通罪での告発であった。窃盗罪により少なくとも3人が四肢切断刑を受けたが、実際の人数はさらに多かった可能性があり、こうした処罰は公開で行なわれることが多かったとのことである。
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