アンドレとの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 03:14 UTC 版)
「オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ」の記事における「アンドレとの関係」の解説
子供の頃から、乳母の孫で馬丁でもあったアンドレと生活を共にし、軍人となってからも相棒のような存在であった。そのため、あまりに近すぎたアンドレの想いに気づかぬままフェルゼンに密かな想いを寄せるようになり、正体を隠して生涯に1度だけドレスを着用し女性としてフェルゼンの前に現れる。自らフェルゼンへの想いを断念し、近衛を辞めることを決意した夜に強姦まがいの告白をされるまでアンドレの想いに気づかず、完全に圏外に置いて彼の苦悩に気づかなかった。父の反対を退けて勝手に衛兵隊に移ったあと、求婚者が出現するもジェローデルだと知って何の気の迷いだと彼の真摯な想いを知らずに突っぱねたが、ベルサイユ中の独身男性を集めた舞踏会を台無しにした直後、女性としての幸福を求めていることを理解してくれていることにほだされかけた。父レニエに対する誤解とアンドレが無理心中を図ったこともあり、アンドレを不幸に出来ないと真摯に語るオスカルをみて潔く身を引いたジェローデルの姿に改めてアンドレとの関係を考えるようになる。 雨の降るある日、司令室で着替えるアンドレの半裸を見て彼を異性として意識するが、衝撃のあまり部屋を飛び出し絶叫してしまった。近すぎて兄妹として以上に考えたことがなく、初めてアンドレを男性として認識したのだった。同じ恋心を抱く恋敵ゆえにジェローデルは彼が分身だと看破していた。 その後、パリ市内で暴徒に襲われたのをフェルゼンに救われた際に「私のアンドレ」と叫んで漸くアンドレを愛している自身の心を自覚し、相思相愛になった後に結ばれた。
※この「アンドレとの関係」の解説は、「オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ」の解説の一部です。
「アンドレとの関係」を含む「オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ」の記事については、「オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ」の概要を参照ください。
- アンドレとの関係のページへのリンク