アンゼロットの下僕
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 00:01 UTC 版)
柊は『ナイトウィザード』の世界である「第八世界ファー・ジ・アース」の守護者・アンゼロットになぜか気に入られている。これは厚遇されているという意味ではなく、下僕のようにこき使われているという意味である。アンゼロットは何か事件が起こる度に、柊の意向は無視して強引に解決を依頼する。 柊サーガが進むにつれ、柊は本気でアンゼロットからの依頼を避けるようになったため、アンゼロットが柊に事件解決を押し付ける方法も次第に常軌を逸したものになっていく。一つの例としては、異次元空間に存在するアンゼロット宮殿には、柊を容易に拉致できるように「柊キャッチャー」という巨大なアームが設置されている(アニメ版や「柊蓮司第一の事件」では釣り糸と釣り針を着けたヘリコプターに捕獲されるシーンがある)。捕らえられた柊は、「単位が!」「が、学校ーっ!」などという決まり文句で日常としばしの別れを告げる。なお、柊が拉致される場面には赤羽くれはもいる事が多いが、彼女は柊を全く助けようとしない。 アンゼロットが事ある度に柊に任務を押し付ける理由の一つは、柊の持つ魔剣に「神殺しの力」が刻まれており、古代神に類する魔王級エミュレイターをも殺せる力を持つからである。小説「冥き迷宮のバーレスク」によれば、アンゼロットが「柊になら(手軽に)世界の危機を任せられる」ほどの信頼を寄せていることも伺える。 なお、柊を「アンゼロット専属のウィザード」「アンゼロットの右腕」と思っている者もいるが、本人はそう呼ばれることを快く思っておらず、フリーランスだと主張している。
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