アルバム再発売の際、再購入を促すため
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/10 23:56 UTC 版)
「ボーナス・トラック」の記事における「アルバム再発売の際、再購入を促すため」の解説
発売から長期間経過した旧作にテコ入れする際に用いられる。リマスタリングなどと同時に、未発表曲、既発曲のスタジオデモバージョン、ライブ音源などがボーナス・トラックとして追加される例が多く、すでに所有しているリスナーに対する訴求力となる。また、録音時期が同じながらも、当時の収録媒体の時間制限やタイアップ元の契約などで収録不可能であったシングル楽曲を本来あるべき場所に戻すために追加されることがある。これはいわゆるベスト・アルバムを嫌っているミュージシャンや、すでに他界してしまったがアーティストの意思を尊重するなどの名目で行われることが多い。また、アルバム収録のシングル曲でも、アルバム収録時にミックスやバージョンを変えたり、アルバム収録曲がシングルカットされた際にミックスやバージョンを変えてある場合、シングルバージョンはアルバム未収録であることが多いため、シングルバージョンが追加されることがあるほか、アルバム未収録のカップリング曲を追加収録することもある。これらは、シングルバージョンにこだわったりカップリング曲まで持っていたいコアなファンへの訴求力になる。ただし、海賊盤にもこういった傾向がよく見られるのも事実である。 主に2000年代の米国では、大ヒットしたアルバムに半年 - 1年程度経過した時点で数曲の新曲を追加するなどのリニューアルを施して再発売し、さらに売上を伸ばす例が見られる。この手法は売上が振るわない作品のテコ入れには用いられず、それらはプロモーション自体が放棄される場合が多い。
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