アルゼンチンの南極観測基地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/20 01:01 UTC 版)
「アルゼンチン領南極」の記事における「アルゼンチンの南極観測基地」の解説
南極半島北部グレアムランドの北端のホープ湾(エスペランサ湾)にあるエスペランサ基地(Esperanza)と、その東に散在する島の一つシーモア・マランビオ島にあるマランビオ基地(Marambio)がアルゼンチンの二大南極基地である。二つの基地を合わせて合計70の建物があり、冬季は平均110人が、夏季は250人以上が暮らしている。南極大陸から離れたサウス・オークニー諸島にあるオルカダス基地(Orcadas)は1903年以来観測隊が居続けている南極最古の恒久基地である。アルゼンチンの所有する恒久基地の中で一番南にあるのはヘネラル・ベルグラノII基地(General Belgrano II)で南緯77度52分にある。季節基地を含めれば、そこから1,450km離れたキャンプのソブラル基地(Sobral)が一番南の基地となる。 基地運営はアルゼンチン陸軍などアルゼンチンの軍隊が行い、科学調査はアルゼンチン対外関係国際商務省の国家南極局(Dirección Nacional del Antártico)の下にあるアルゼンチン南極研究所(Instituto Antártico Argentino)が指揮する。 補給はPuerto Deseado、 Suboficial Castillo、およびアルゼンチン海軍の砕氷艦アルミランテ・イリサール(Almirante Irizar) の三隻が行う。また輸送機C-130ハーキュリーズとコミューター機DHC-6・ツイン・オッターも使用される。
※この「アルゼンチンの南極観測基地」の解説は、「アルゼンチン領南極」の解説の一部です。
「アルゼンチンの南極観測基地」を含む「アルゼンチン領南極」の記事については、「アルゼンチン領南極」の概要を参照ください。
- アルゼンチンの南極観測基地のページへのリンク