アメリカ海軍での東郷崇拝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 17:28 UTC 版)
「東郷平八郎」の記事における「アメリカ海軍での東郷崇拝」の解説
第二次世界大戦後、GHQによって日本の軍事的モニュメントの撤去作業が行われたが、米国海軍は東郷に関するものには手を触れさせなかった。戦後、戦艦「三笠」は荒れ果て、アメリカ軍人のため娯楽施設「キャバレー・トーゴー」や水族館が設置されたり、上部構造物はおろか取り外せそうな金属類は機関部に至るまで全て盗まれ、チーク材の甲板までも薪や建材にするために剥がされたりするなど荒廃していた。 太平洋戦争で対日海軍作戦を指揮したチェスター・ニミッツ元帥は、一方で東郷国葬に際して訪日したこともあり、「三笠」の荒廃を憂いて著書の売り上げを寄付するなどして、東郷と若い頃への思いを込めて「三笠」の復興と保存に協力した。レイモンド・スプルーアンスとウィリアム・ハルゼーも、東郷への尊敬の念が強かった。
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