アフガン戦争報道の英雄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/04 14:06 UTC 版)
「タイシール・アッルーニー」の記事における「アフガン戦争報道の英雄」の解説
彼は、カタールの衛星テレビ局「アルジャジーラ」の記者として、さまざまな実績を上げている。アフガニスタン駐在員となり、2001年10月のアメリカのアフガニスタン侵攻のときには残留した唯一の外国テレビ局の特派員として首都カーブルから戦時下の様子を伝えた。アメリカ軍の「ピンポイント爆撃」による悲惨な市民被害の実態を伝えて、国際社会に衝撃を与えた。また、アルカーイダやターリバーンにも積極的に取材を試みた。ウサーマ・ビン・ラーディンへのインタビューに成功し、ビンラーディンの声明テープをカブール支局から全世界に発信した。これらの彼の活躍により、アルジャジーラは一躍「中東のCNN」と讃えられるようになった。2001年11月、北部同盟軍が首都カブールに入城する直前には、アッルーニーが働くアルジャジーラの支局がアメリカ軍の巡航ミサイルによって爆撃されたが、彼は不在で無事であった。
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