アスプクサリヘビとは? わかりやすく解説

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アスプクサリヘビ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/02 09:52 UTC 版)

アスプクサリヘビ
アスプクサリヘビ Vipera aspis
(画像の個体は雌の成体)
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : ヘビ亜目 Serpentes
: クサリヘビ科 Viperidae
亜科 : クサリヘビ亜科 Viperinae
: クサリヘビ属 Vipera
: アスプクサリヘビ V. aspis
学名
Vipera aspis
(Linnaeus, 1758)
和名
アスプクサリヘビ
英名
Asp viper

アスプクサリヘビVipera aspis) は、クサリヘビ科クサリヘビ属に分類されるヘビ。特定動物。有毒。

分布

イタリアスイススペインスロベニアドイツフランス

特長

全長は60cmほどで、最大でも85cm。本種はオスの方がメスよりも大きくなるが、体型はオスのほうが細くなる。体色は、岩場などに適した茶褐色で、黒い斑紋が筋のように規則正しく付いている。頭は大きな三角形で、牙は長く、折りたたみ式になっている。

本種の毒は、ヨーロッパクサリヘビに比べても非常に強く、ヨーロッパでは最も恐れられている毒蛇。イタリアで発生したヘビ咬傷のうちの90%が、本種に因るものといわれ、致命率は4%ほどだという。 その主成分は出血毒で、神経毒は少ない。咬まれると激痛と共に患部が腫れあがる。

亜種

  • Vipera aspis aspis (Linnaeus, 1758)
  • Vipera aspis francisciredi Laurenti, 1768
  • Vipera aspis hugyi Schinz, 1833
  • Vipera aspis zinnikeri Kramer, 1958

生態

温暖な山岳地帯に生息し、特に乾燥地を好む。餌はネズミトカゲなどの小動物。

関連項目

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