アサーティブネスの技法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 00:19 UTC 版)
「アサーティブネス」の記事における「アサーティブネスの技法」の解説
壊れたレコード 「壊れたレコード」という技法は、アサーティブネスの専門家達によって支持され、広く行われている。これは、不当な抵抗に出会ったら、その都度、自分の要求を繰り返して述べるという技法である。この言葉の由来は、表面に傷のあるレコードをかけると、蓄音機の針が跳んで、数秒間の録音が、無限に繰り返されることから来ている。この技法の短所は、抵抗が持続する時には、繰り返すにつれて、話し手の要求が力を失ってゆくことである。要求が過度に繰り返されると、言葉の権威は逆に低下する。そのような場合には、他の何らかの強制手段が必要となる。 のれんに腕押し 「のれんに腕押し」と呼ばれる技法を提唱する人もいる。敵対者があなたを批判しても、その言葉の一部に限定的に真実を見出し、それに賛成するという技法である。一部分だけ、あるいは原則だけなら、賛意を表明することも可能である。 欠点についての質問 欠点についてへの質問は、特定のことについて、さらに批判を求めるものである。しかし、相手からの批判の一部に賛成して、自分の欠点を認めたとしても、それは決して相手からの要求を受諾するということではない。 「私」を主語にすること 「私」を主語にして述べると、自分の立場における感情や希望を、他人への評価を表明したり、他人への感情を責めたりすることなく、伝えることができる。
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