アサザプロジェクト
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霞ヶ浦再生を目指して活動するプロジェクトである。1981年に結成された市民団体「霞ヶ浦をよくする市民連絡会議」(後に「霞ヶ浦・北浦をよくする市民連絡会議」)の事務局長は、小学生を中心とする自然観察会メンバーと共に、1年間かけて霞ヶ浦の環境情報を把握した結果、アサザをはじめとした波消作用や堆砂作用を持つ水生植物群落を使って、浅瀬や砂浜を取り戻していこうと考えた。1995年に「霞ヶ浦・北浦をよくする市民連絡会議」は、アサザ基金を設立し(1999年NPO法人格取得)、アサザの里親制度を発足させたところ、徐々に小学校や企業単位での参加が増えていった(平成16年版 国民生活白書より)。現在では参加者はのべ20万人。「100年後に野生復帰したトキが湖面に舞う」そのような霞ヶ浦・北浦流域の自然と人間の共生の未来を目標とし「学校ビオトープ」、「里山づくりと粗朶消波施設設置計画」、「コウノトリ夢ネット」「地元の酒造会社と連携した水源地保全のための地酒づくり」など活動の幅を広げている。
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