粗朶消波施設設置計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/02 07:35 UTC 版)
粗朶消波施設とは川の堤防を守るために使われていた江戸時代の伝統技術であり、水底に丸太を打ち込んで枠を作り、中に雑木の枝の束(粗朶)を入れたものである。植えつけたばかりのアサザなどは、自立するまでは消波施設で打ち寄せる波から守らなければならない。消波施設としては、コンクリートの壁や石積みなどの施設が一般的であるが、これではアザサの繁殖の妨げになってしまう、魚が浅瀬に侵入できなくなるといったデメリットが生まれる。アサザプロジェクトでは アサザの繁殖や生物の移動を妨げない アサザが自立する頃には、消波施設がなくなる 資金がかからない 以上の条件を満たす消波施設として粗朶消波施設を採用した。
※この「粗朶消波施設設置計画」の解説は、「アサザ基金」の解説の一部です。
「粗朶消波施設設置計画」を含む「アサザ基金」の記事については、「アサザ基金」の概要を参照ください。
- 粗朶消波施設設置計画のページへのリンク