粗氷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 19:09 UTC 版)
粗氷(そひょう、英: hard rime)は、過冷却水滴からなる濃霧が地物に衝突し、凍結付着した氷層のうち、半透明のものをいう。樹氷よりも硬いが、大抵は手で触ると崩れる程度である。樹氷に比べ氷の粒が大きく、粒同士が融合して大きな氷の塊を形成する場合もあるが、気泡を多く含むため透明にはならず半透明にとどまる。気温-4℃以下で風速が毎秒20メートル以上のときに生じる。 寒い地方では平地でも見られるが、九州地方でも雲仙岳で見られる。過冷却の雲の中を通過する飛行機では、機首や翼などに粗氷が付着することもあり、相対的な風向が直角になる面で発達する。 長崎県 雲仙岳 電子顕微鏡写真。粗氷には「太鼓型」の結晶構造を持つものが存在する
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