やしろ型掃海艇とは? わかりやすく解説

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やしろ (掃海艇)

(やしろ型掃海艇 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/14 07:32 UTC 版)

やしろ
基本情報
建造所 日本鋼管鶴見造船所
運用者  海上自衛隊
艦種 掃海艇
級名 やしろ型掃海艇
艦歴
発注 1953年
起工 1955年6月22日
進水 1956年3月26日
就役 1956年7月10日
1972年3月31日(特務船に種別変更)
除籍 1981年3月18日
要目
基準排水量 225トン
満載排水量 235トン
全長 37.5m
最大幅 7.75m
深さ 3.7m
吃水 1.93m
機関 三菱造船YV10ZC15/201ディーゼル × 2基
出力 1,200PS
推進器 スクリュープロペラ × 2軸
最大速力 13.5ノット
乗員 33名
兵装 Mk.10 20mm機銃 × 1門
レーダー OPS-3 水上
ソナー UQS-1D
その他 掃海装備
53式普通掃海具一式
磁気・浮上式掃海電線一式
音響器具一式
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やしろローマ字JDS Yashiro, MSC-603YAS-58)は、海上自衛隊掃海艇。同型艇はない。艇名は屋代島に由来する。旧海軍御蔵型海防艦屋代」に次いで日本の艦艇としては2代目。

概要

昭和28年度計画の掃海艇3隻のうち2隻があただ型掃海艇として割り当てられ、残りの1隻が「やしろ」である。

性能比較のためにあただ型が平甲板丸型の船体を採用し、「やしろ」は平甲板角型の船体を採用した。舷外排気のため煙突はなく甲板上の作業スペースが多くとれ、凌波性、船体抵抗、船価格などでこの形式の優秀性が確認され、以後の海上自衛隊の掃海艇の基礎となった。

艦歴

「やしろ」は、昭和28年度計画掃海艇303号艇として、日本鋼管鶴見造船所で1955年6月22日に起工され、1956年3月26日に進水、1956年7月10日に就役し、呉地方隊に編入された。同年9月1日、呉地方隊隷下に第31掃海隊が新編され、「あただ」、「いつき」とともに編入された。

1957年3月16日、第31掃海隊が第1掃海隊群隷下に編成替え。

1969年3月15日、第31掃海隊が呉地方隊に編成替え。

1970年3月2日、第31掃海隊が呉地方隊隷下の阪神基地隊に編成替え。

1972年3月31日、特務船に種別変更され、船籍番号がYAS-58に変更、呉地方隊に編入。

1981年3月18日、除籍。

参考文献

  • 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
  • 世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』(海人社、2004年)

関連項目




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