むらさきの舞【ムラサキノマイ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10472号 |
登録年月日 | 2002年 9月 4日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | むらさきの舞 よみ:ムラサキノマイ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 兵庫県 | |
品種登録者の住所 | 兵庫県神戸市中央区下山手通5丁目10番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 池上勝、世古晴美、西田清数、米谷正、須藤健一、岩井正志、山根国男 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、インドネシア共和国バリ島在来紫黒稲に「イシカリ」を交配して育成された固定品種であり、育成地(兵庫県加東郡社町)における成熟期は中生の中、稈長及び穂長は長、耐倒伏性はやや強の水稲、粳種である。草型は穂重型、稈長は長、細太は太、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度はやや立である。穂長は長、穂数は少、粒着密度は疎、穂軸の抽出度は中である。穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、芒の有無と多少は中である。芒長はやや長、玄米の形は細長、大小は中、粒色は暗紫、精玄米千粒重はやや大、光沢は中である。出穂期及び成熟期は中生の中、穂発芽性はやや難、耐倒伏性はやや強、脱粒性はやや難、収量は少である。葉いもち圃場抵抗性は中である。「金南風」及び「日本晴」と比較して、草型が穂重型であること、玄米の形が細長いこと、玄米の粒色が暗紫であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和57年に熱帯農業研究センター沖縄支所(現国際農林水産業研究センター沖縄支所)でインドネシア共和国バリ島在来紫黒稲に「イシカリ」を交配し、その雑種第3代種子を譲り受け、兵庫県立中央農業技術センター農業試験場酒米試験地(兵庫県加東郡社町)において、60年から系統育種法により育成された固定品種であり、平成元年から生産力試験を行い、10年に特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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