ほくほくフィナンシャルグループとは? わかりやすく解説

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ほくほくフィナンシャルグループ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/02 01:04 UTC 版)

株式会社ほくほくフィナンシャルグループ
Hokuhoku Financial Group, Inc.
ほくほくフィナンシャルグループ本社
種類 株式会社
機関設計 監査等委員会設置会社
市場情報
東証プライム 8377
2003年9月26日上場
札証 8377
2004年9月1日上場
略称 ほくほくFG
本社所在地 日本
930-8637
富山県富山市堤町通り一丁目2番26号
北緯36度41分20.8秒 東経137度13分3.6秒 / 北緯36.689111度 東経137.217667度 / 36.689111; 137.217667座標: 北緯36度41分20.8秒 東経137度13分3.6秒 / 北緯36.689111度 東経137.217667度 / 36.689111; 137.217667
設立 2003年(平成15年)9月26日
(株式会社ほくぎんフィナンシャルグループ)
業種 銀行業
法人番号 1230001004554
事業内容 金融持株会社
代表者 中澤宏(代表取締役社長
兼間祐二(代表取締役副社長)
資本金 708億9500万円
(2025年3月31日)
発行済株式総数
  • 普通株式:123,458,000株
  • 第1回第5種優先株式:42,983,000株

(2025年3月31日)

売上高
  • 連結:2101億8000万円
  • (経常収益、2025年3月期)
経常利益
  • 連結:516億2100万円
  • (2025年3月期)
純利益
  • 連結:390億7200万円
  • (2025年3月期)
純資産
  • 連結:6586億8100万円
  • (2025年3月期)
総資産
  • 連結:16兆4412億2000万円
  • (2025年3月期)
従業員数
  • 連結:4581名
  • 単独:213名
  • (2025年3月期)
決算期 3月31日
会計監査人 有限責任監査法人トーマツ
主要株主
主要子会社
外部リンク ほくほくフィナンシャルグループ
特記事項:経営指標は以下を参照。
ほくほくフィナンシャルグループ『第22期(2025年3月期)有価証券報告書』、2025年6月17日、2-3頁。
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株式会社ほくほくフィナンシャルグループ: Hokuhoku Financial Group, Inc.)は、富山県富山市に本社を置く金融持株会社東証プライム市場と札証にそれぞれ上場している。

概要

傘下に、北陸3県を基盤とする北陸銀行(ほくぎん)と、北海道を基盤とする北海道銀行(道銀)がある、地銀総資産順位では第5位となる地方銀行グループである。統合当初は両行とも、平成バブルの崩壊に伴う財務悪化を引き起こした結果、公的資金注入を受けており、その処理が課題であった。地方銀行同士の合併や経営の統合はこれまでも数多くあるが、本店の所在地が遠隔地に在る統合は国内では初である。この為、統合当初は「飛地統合」などと呼ばれた。

この「飛地統合」の実現は、

  • 高い収益力を持っているが北海道の営業を効率化したいほくぎん
  • 北海道に密着しているが収益力の低い道銀

の思惑が相互補完の形で結実している。

また、ほくぎんが経営統合前より北海道内にも複数の支店を設けていたという事情も存在する。これは、北海道開拓において北陸3県の出身者が全体の1/4程度にも達しており、その便宜を図っていたものである。

統合から数年でほくほくFG全体の店舗網の合理化として、ほくぎんの北見・網走両支店を道銀に、また道銀の大阪支店を北陸銀行へ営業譲渡した。また道銀の東京支店を、ほくぎんの東京支店に実質的に統合した(なお東京支店は、その後の再開発により、日本橋室町三井タワーに再移転)。また荘内銀行の協力により、道銀の仙台支店も空中店舗化している。

経営努力の結果、2009年(平成21年)8月27日に公的資金を完済した。3日前の24日には、道銀の小樽支店新店舗がほくぎんの小樽支店隣で開店しており、その後、旧店舗跡地を両行共同の駐車場「ほくほくパーキング」とした。

2013年には新幹線開業による東北地方との経済交流促進や、東日本大震災(特に福島第一原子力発電所事故)の北海道内避難者に対する金融面からのサポートを行うべく北海道銀行が七十七銀行東邦銀行岩手銀行など東北地方の地銀10行と業務提携を締結するなど他行との共同事業にも積極的である。

沿革

  • 2003年(平成15年)9月26日 - 北陸銀行(ほくぎん)の単独株式移転により、株式会社ほくぎんフィナンシャルグループを設立。東証大証の各第一部市場に上場。
  • 2004年(平成16年)8月31日 - 大証より上場廃止。
  • 2004年(平成16年)9月1日 - 北海道銀行(道銀)との経営統合。道銀を株式交換で完全子会社ののち、商号を、株式会社ほくほくフィナンシャルグループに変更。札証に新規上場。
  • 2009年(平成21年)3月 - 北銀資産管理の清算結了。
  • 2009年(平成21年)6月 - 北銀オフィス・サービスの清算結了。
  • 2009年(平成21年)9月 - 北銀コーポレートの清算結了。
  • 2009年(平成21年)8月27日 - 公的資金を完済。
  • 2010年(平成22年)3月 - 連結子会社のほくぎんが北銀不動産サービスを吸収合併。
  • 2013年(平成25年)7月 - Hokuriku International Cayman Limitedの清算結了。
  • 2017年(平成29年) 1月4日 - 東海東京フィナンシャル・ホールディングスと共同で、ほくほくTT証券を開業[1][2][3]

関連会社

連結子会社

持分法適用関連会社

  • ほくほくキャピタル株式会社

脚注

  1. ^ “ほくほくFG、証券業に参入 東海東京と子会社設立”. 日本経済新聞. (2016年3月22日). https://www.nikkei.com/article/DGXLASDF21H05_R20C16A3NN1000/ 2016年3月30日閲覧。 {{cite news}}: CS1メンテナンス: 先頭の0を省略したymd形式の日付 (カテゴリ)
  2. ^ 証券子会社設立で合意 ほくほくFG、東海東京FHと」『北國新聞』北國新聞社、2016年3月23日。オリジナルの2016年4月17日時点におけるアーカイブ。2016年3月30日閲覧。
  3. ^ “証券子会社営業 来年1月から ほくほくFG”. 日本経済新聞. (2016年10月22日). https://www.nikkei.com/article/DGKKZO08660170R21C16A0LB0000/ 2016年10月23日閲覧。 

関連項目

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