ふんばろう東日本支援プロジェクト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/22 13:53 UTC 版)
「構造構成主義」の記事における「ふんばろう東日本支援プロジェクト」の解説
「ふんばろう東日本支援プロジェクト」は、2011年3月11日の東日本大震災による危機的状況に対応するために西條剛央が立ち上げた、構造構成主義といくつかのソーシャルネットワークサービスを活用した自律的なクラウドソーシング・プラットフォームである。2011年4月1日に被災地支援のボランティア組織として開始して以降、必要に応じて様々なプロジェクトを立ち上げ、支援を続けていった。そして、各プロジェクトを事業化し、仕事として地元に渡すという目標と共に、「ふんばろう東日本支援プロジェクト」という大きな枠組みは2014年9月末に解体された。 解体に至るまでに、50以上のプロジェクト、支部、チームによる大規模かつ多岐に渡る支援活動を行った。「物資支援プロジェクト」では、3000ヶ所以上の避難所・仮設・自宅避難宅に 15万5000品目に及ぶ物資を支援。 Amazon.comの「ほしいものリスト」を活用するシステムによって、2万4000個以上の物資送付を実現させた。(2012年1月時点)「大量送付プロジェクト」では、ものの行き場をなくしていた膨大な物資を、同様の方法で被災者へマッチングさせることに成功し、「家電プロジェクト」では、行政や日本赤十字社からの支援が受けられない個人避難宅へ、 夏冬あわせて総計2万5000世帯以上に家電を送った。 なお、アルス・エレクトロニカという世界で最も歴史あるデジタルメディアコンペティションのコミュニティ部門において、「ふんばろう東日本支援プロジェクト」が最優秀賞にあたるゴールデン・ニカを受賞した。このコミュニティ部門では、過去、Webの創設にあたるWWW(World Wide Web)や Wikipediaがゴールデン・ニカを受賞、WikiLeaksが準グランプリを受賞している。
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