パレスチナ自治政府(ぱれすちなじちせいふ)
パレスチナ自治区はイスラエルの首都、エルサレムの東側にある。パレスチナ人19万人が居住している。パレスチナ人はアラブ系の民族で、イスラム教の教徒だ。
パレスチナには、ユダヤ教、イスラム教、キリスト教の三つの聖地が重なっている。たとえば「嘆きの壁」(ユダヤ教の聖地)や「岩のドーム」(イスラム教の聖地)、「イエスの生誕地」(キリスト教の聖地)など、宗教的な聖地がたくさんあるので有名だ。
地理的には、ガザ地区とヨルダン川西岸の約40%がパレスチナ自治区だ。ここはイスラエルの主権が適用されないため、自治区と言われる。ここではパレスチナ自治政府が行政権や警察権を行使する。ガザに本部があり、行政の長はアラファト議長だ。
パレスチナ自治区は、イスラエルとの合意に基づき、イスラエルからエルサレムの東側を分割する形で成立した。ところが、いまだにパレスチナとイスラエルは、領土争いの決着がついていない。
パレスチナは「西エルサレムもほしい」ということを言っている。これに対しイスラエルは、ミサイル攻撃を含む強硬鎮圧に出ている。イスラエル軍とパレスチナ軍は衝突を繰り返し、各地で死者や負傷者が出ている。
(2000.10.14更新)
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