はしぐいいわ

デジタル大辞泉

はしくい‐いわ〔はしくひいは〕【橋杭岩】

読み方：はしくいいわ

和歌山県南東部、東牟婁(ひがしむろ)郡串本町にある岩石群。海岸から大島（紀伊大島）に向かって長さ約850メートル、大小40余の柱状の岩が一列に並ぶ。西側の海岸は遠浅で海水浴場として有名。国指定名勝・天然記念物。吉野熊野国立公園に属する。名の由来は、昔、空海が大島に渡る橋を一夜で架けようとして橋の杭をほとんど造り終えたとき、天(あま)の邪鬼(じゃく)にだまされて夜が明けたと思い中断したという伝説から。

国指定文化財等データベース

橋杭岩

名称：	橋杭岩
ふりがな：	はしぐいいわ
種別：	名勝
種別2：	天然記念物
都道府県：	和歌山県
市区町村：	東牟婁郡串本町
管理団体：	串本町
指定年月日：	1924.12.09(大正13.12.09)
指定基準：	名5,地9
特別指定年月日：
追加指定年月日：	昭和10.05.15
解説文：	第三紀層ヲ貫通セル一連ノ石英粗面岩々　脈ハ海蝕ノ爲メ數多ノ屹立セル岩礁ニ分離シテ石柱ヲ形成シ海上ニ併列ス其ノ状橋杭ノ如キヲ以テ此ノ名アリ　岩脈ハ本邦ニソノ數多シト雖モ此ノ如ク海蝕ノ爲メ石柱トナリ海上ニ併列セルモノハ未タ他ニ其ノ例ヲ見ス

史跡名勝記念物のほかの用語一覧

名勝：	梅田氏庭園  楽寿園  楽山園  橋杭岩  檜木内川堤  比叡山および矢筈岳  毛利氏庭園

>>名勝カテゴリの他の用語