にしの りろうとは? わかりやすく解説

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西野理郎

西野理郎の俳句

この夏を黒龍江と呼びにけり
さりげなく鶴ゐてさりげなき二月
その奥になほ瀧ひびく白障子
七月の潜水艦になれといふ
下萌は棒高跳びに始りぬ
二階より下りきて霞む方へゆく
佛にも神にも別れ葱となりぬ
山姥の脛にあそんで薮がらし
山彦になれと土筆を煮てをりぬ
忽必烈の名を轟かし田水沸く
旅に出てそれきり大虎杖になる
星月夜一本杉になりすます
春月に乳房の重み偽りぬ
木喰の夢をまづ見る白木槿
桃の種中は火の海かもしれず
桃の花ゆつくり歩くひとに咲く
桃冷す水の中まで日は没りぬ
桐咲くや骨を綺麗にしておかむ
梟の有無を言はせぬかたちせり
梟の眼に耐へきれず鬆の入りぬ
梨を剥く青海原に出ても剥く
椿よと醉ひはじめたる水あかり
水甕の蓋にもならず明易き
湯ざめして置きどころなき火消壺
火の国の葱の白根に落着きし
無精卵ばかりを賣りて雪残る
犬蓼の影の長さを競はしむ
狐火に土瓶の口を向けておく
狐火や酢が効きすぎてゐはせぬか
産みすぎて手足ばらばらなる氷柱
白地着てこの先針葉樹林あり
石佛の微笑のはじめ白木槿
稲妻は柱を敵と思ひけり
空蟬のうすくらがりのままにあり
立秋は提灯でくるものならむ
老いながら鴉で通す五月盡
舟蟲のゆくところまでゆくとせむ
花ならば薊と答ふ野の鬼よ
茶柱の立ちそびれたる鳥曇
萩咲くや山姥に酢の染みてゆく
葉にならず莖にもならず星月夜
虎杖の身の上に在れ野の翁
螢火に魔法の解けし甕の口
雪国の燈明杉になりてゆく
雲湧いて消えても佛あけび熟る
青柿の人嫌ひでは濟まされぬ
鬼灯を賣る山彦の棲みはじむ
魚の骨尖るは秋の名残かな
黒猫の伸び縮みする桃畠
黒葡萄彌勒菩薩を走らしむ
 

「にしの りろう」の例文・使い方・用例・文例

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