なみきみち化石発掘体験コーナー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 09:43 UTC 版)
「兵庫県立丹波並木道中央公園」の記事における「なみきみち化石発掘体験コーナー」の解説
かぐやの近くに、2008年の公園工事の際に採掘された篠山層群の岩石、土砂が公園の一画に積まれており、化石発掘体験ができる。公園内には篠山市から丹波市にかけて広がる1億4000万年~1億1000万年前の地層が走っている。必要な道具は管理事務所で借りられるが、体験には申し込みが必要。発見した化石の持ち帰りはできない。2009年10月24日オープン。 2011年9月30日、この場所より恐竜化石が2種類が発見されたと兵庫県立人と自然の博物館(三田市)が発表した。この地域には約1億1000年前の中生代前期白亜紀の地層篠山層群下部層があり、前年の2010年には鳥類に近い肉食恐竜であるデイノニコサウルス類の前脚が見つかっていた。今回発掘されたのはデイノニコサウルス類の後脚の一部(長さ6.6cm)および、基盤的ネオケラトプス類の大腿骨(長さ約8cm)や顎、肋骨、胴椎など。デイノニコサウルス類は2010年の発掘時と同じものとみられるが小型のトロオドン科の可能性もある。人と自然の博物館の三枝春夫らにより280㎡の土砂を約50cm掘り下げて7月20-31日にかけ発掘されたものである。公園の西約6㎞には大型草食恐竜「丹波竜」の発見現場が位置しており、同地周辺も新たな化石密集地帯の可能性があると指摘されている。発掘された化石は2011年10月30日まで人と自然の博物館で一般公開される。 お花見広場 かやぶき民家 篠山市立太古の生きもの館 第一駐車場
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