通符牒
- 或る特殊の社会にのみ通ずる符牒のことをいふ。主なる通り符牒を表示すれば左の如くである(※巻末「通り符牒」参照)。
- 或る特種の社会のみに通ずる符牒のことをいふ。主なる通り符牒を表示すれば左の如くである(※巻末「通り符牒」参照)。
- 各特別の社会間のみ通用しない言葉にして、つまり一般の人物に知られないやうに用いてある言葉である。これは種々の社会例へば小問物屋、古着商、芸人、料理屋、僧侶、宿屋、車夫、其他等にて数量に関して用いられ、それぞれ異つてゐる。別項「通り符牒」参照(※巻末「通り符牒」参照)。
- 数の符牒のこと。落語家の数の符牒は、床屋のと同じだということで、(一)へい、(二)びき、(三)やま、(四)ささき、(五)かたこ、(六)さなだ、(七)たぬま、(八)やわた、(九)きわ、となっていて、いわれをたづねれば、武家大名の紋所からとったということである。太神楽の連中には又、別の符牒がある。〔芸能(寄席・落語)〕
- 一般の人に知られないように用いる言葉である。別項参照(※巻末「通り符牒」参照)。
- 〔隠語〕数字の隠語、ヘイ、ビキ、ヤマの如し。
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