【東部方面隊】(とうぶほうめんたい)
陸上自衛隊において、関東・甲信越地方に属する11都県の防衛・警備を担当する組織。
司令部である「総監部」は埼玉県の朝霞駐屯地に置かれ、隷下に自動車化歩兵師団1(第1師団)・空中機動旅団1(第12旅団)などの兵力を擁する。
10の駐屯地、27の分屯地、11の地方協力本部が配置されている。
編制
- 東部方面総監部および同付隊
- 第1師団(東京都・練馬駐屯地)
- 第12旅団(群馬県・相馬原駐屯地)
- 第1施設団(茨城県・古河駐屯地)
- 東部方面混成団(神奈川県・武山駐屯地)
- 第2高射特科群(千葉県・松戸駐屯地)
- 東部方面航空隊(東京都・立川駐屯地)
- 東部方面通信群(埼玉県・朝霞駐屯地)
- 東部方面後方支援隊(埼玉県・朝霞駐屯地)
- 陸上自衛隊関東補給処(茨城県・霞ヶ浦駐屯地)
- 東部方面会計隊(埼玉県・朝霞駐屯地)
- 東部方面衛生隊(埼玉県・朝霞駐屯地)
- 東部方面指揮所訓練支援隊
- 東部方面情報処理隊
- 東部方面音楽隊(埼玉県・朝霞駐屯地)
余談
以前の総監部は東京の市ヶ谷駐屯地(現在の防衛省本庁舎)にあったが、この時代の1970年、作家・三島由紀夫が率いる私兵集団「楯の会」のメンバーが日本刀などで武装して構内に乱入、総監を人質に取り、自衛官に対して「国軍化」「アメリカ従属体制からの独立」を目指すクーデターへの決起を呼びかけた「楯の会事件(三島事件)」が発生している。
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