ちゅうせい‐だい【中生代】
中生代
【英】: mesozoic era
地質時代の古生代と新生代の間の時代で、古い方から三畳紀、ジュラ紀および白亜紀に三分される。時間的には、今から 2 億 4,800 万年前から 6,500 万年前までの約 1 億 8,000 万年の間の時代。中生代に形成された地層を中生界とよぶ。生物的には、爬虫類{はちゅうるい}の全盛時代で、中生代を「は虫類時代」、または「恐竜時代」とよぶこともある。ジュラ紀と白亜紀には恐竜が栄え、ジュラ紀には鳥類が、白亜紀末には胎盤を持った哺乳類{ほにゅうるい}がそれぞれ出現した。無脊椎動物{むせきついどうぶつ}では、三葉虫、フズリナなどに代わって、アンモナイト、三角貝、イノセラムスなどが栄えた。植物では、被子植物が白亜紀に繁栄を始めている。白亜紀末には、海で栄えたアンモナイト、三角貝、イノセラムスなどが、また、陸上で栄えた恐竜などが急激に絶滅した。中国を除き、東南アジア地域では、中世代の地層からの産油例がほとんどないが、世界的にみると、その他の地域では中生代の地層が主な産油層になっており、特に白亜紀の地層を産油層とする油田の頻度が高い。 |

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