その他の戦役
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 02:20 UTC 版)
「ユスティニアヌス1世」の記事における「その他の戦役」の解説
これら以外の征服では、東ローマ帝国は西ゴート王国で簒奪者アタナギルドが国王アギラ1世に反乱を起こす際に援助を求めたことにより、イベリア半島へ進出している。552年、ユスティニアヌスは当時80歳代になる老将リベリウス(彼は490年代以降、東ゴート王に仕えていた)に兵2,000を与えて派遣した。東ローマ軍はカルタヘナや南東部沿海の諸都市を占領し、同盟者で新国王になったアタナギルドに妨害される以前に新たにスパニア属州(Provincia Spaniae)を設置した。この戦役は東ローマ帝国の拡大の絶頂を示すものとなった。 ユスティニアヌスの治世では、バルカン半島はドナウ川以北に住むテュルク系及びスラヴ系諸民族からの侵入をしばしば受けていた。この地域ではユスティニアヌスは主に外交手段と防御システムの構築に頼っていた。559年にザベルガネス・ハーンに率いられたスクラヴィニ族とクトリグル族が侵入してコンスタンティノポリスを脅かしたが、ベリサリウスによって撃退されている。
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