すがわらのみちざね

デジタル大辞泉

すがわら‐の‐みちざね〔すがはら‐〕【菅原道真】

読み方：すがわらのみちざね

［845〜903］平安前期の公卿・学者・文人。是善(これよし)の子。宇多天皇の信任が厚く、寛平6年（894）遣唐使に任ぜられたが献言してこれを廃止。延喜元年（901）藤原時平の中傷により大宰権帥(だざいのごんのそち)に左遷され、配所で没した。学問・書・詩文にすぐれ、菅公と称され、後世、天満天神として祭られる。編著「三代実録」「類聚国史」「新撰万葉集」など。詩文集に「菅家文草」「菅家後集」がある。→天満宮

画・菱川師宣 国立国会図書館蔵

防府歴史用語辞典

菅原道真 （すがわらのみちざね）

９世紀後半の学者・政治家で、宇多天皇［うだてんのう］に重く用いられ、右大臣［うだいじん］という要職にまでつきました。しかし、９０１年藤原氏をはじめとする勢力の陰謀により大宰府［だざいふ］（福岡県）に左遷され、その地で９０３年に亡くなりました。 北野天満宮や太宰府天満宮、そして防府天満宮で「学問の神様」としてまつられているのが、この菅原道真です。

関連項目

防府の歴史「防府天満宮」（４－４８）