しとく

デジタル大辞泉

し‐とく【四徳】

読み方：しとく

１ 《「易経」乾卦から》天地自然が万物を育てる四つの道。元（春で仁にあたる）・亨(こう)（夏で礼にあたる）・利（秋で義にあたる）・貞（冬で知にあたる）。

２ 《「礼記」昏義から》婦人のもつべき四つの徳。婦徳・婦言・婦功・婦容。四行。四教。

３ 《「書経」尭典から》聖王が備えたという四つの徳。欽・明・文・思。

４ 仏語。涅槃(ねはん)の四つの徳。常・楽・我・浄。

５ 西洋で、英知・勇気・節制・正義の四つの徳。

６ 儒教で、人のふみ行うべき四つの徳。孝・弟・忠・信。

し‐とく【歯徳】

読み方：しとく

《「歯」は年齢の意》年齢と徳行。また、年長で徳が高いこと。

し‐とく【私徳】

読み方：しとく

自分一身だけに関する徳目。節約・勉強など。

「宗教は一身の—に関係するのみにて」〈福沢・文明論之概略〉

し‐とく【私^×慝】

読み方：しとく

人に知られない悪事。

し‐とく【至徳】

読み方：しとく

この上なく立派な徳。最高の徳。また、その徳を備えた人。

しとく【至徳】

読み方：しとく

南北朝時代、北朝の後小松天皇の時の年号。1384年2月27日〜1387年8月23日。

し‐とく【^×舐^×犢】

読み方：しとく

《「後漢書」楊彪伝から》親牛が子牛を愛して舌でなめてやること。転じて、親が子をむやみにかわいがること。「—の愛」

経穴辞典

四涜 （しとく）

陽池穴の上５寸、総指伸筋腱と小指伸筋腱の間
→Triple Energizer Meridian

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「しとく」の例文・使い方・用例・文例

• 彼は私に窓を開けたままにしとくようにいった。
• 券の手配しとくよ。
• パーティーの準備しとくよ。