さんどまきとは? わかりやすく解説

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〒417-0856  静岡県富士市さんどまき

さんどまき

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/23 22:57 UTC 版)

日本 > 静岡県 > 富士市 > さんどまき
さんどまき
さんどまき
さんどまきの位置
(座標は神戸まちづくりセンター)
北緯35度11分18.82秒 東経138度42分45.09秒 / 北緯35.1885611度 東経138.7125250度 / 35.1885611; 138.7125250
日本
都道府県 静岡県
市町村 富士市
人口
2020年令和2年)7月1日現在)[1]
 • 合計 774人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
417-0856[2]
ナンバープレート 富士山[3]

さんどまきは、静岡県富士市大字。丁番を持たない単独町名である。地名の元となった地域は、旧駿河国富士郡三ツ沢村字三度蒔静岡県富士郡原田村大字三ツ沢字三度蒔吉原市三ツ沢字三度蒔、富士市三ツ沢字三度蒔郵便番号は417-0856[2]

2020年令和2年)5月4日、神戸土地区画整理事業に伴い、三ツ沢、神戸、富士見台の一部から分離されて大字として成立した。北部ブロック・神戸地区に属する[4]

地理

市の中央部に位置する。全域が区画整理された住宅地となっている。「空かぐや通り」が町域の西側で南西から北東を縦貫し、「遊然の里通り」が北東から西へ伸び、空かぐや通りと交叉するところまで続く[5]。町域からは外れるが、富士市立神戸小学校はすぐ北である。

歴史

年表

  • 1966年(昭和41年)11月1日 - 新設合併により生れた富士市の一部となる[6]
  • 2020年令和2年)5月4日 - 神戸土地区画整理事業に伴い、三ツ沢、神戸、富士見台の各一部が分離されてさんどまきが成立する[7]

町名の由来

「三度蒔」という地名の由来は、1193年建久4年)5月に源頼朝富士の巻狩りを行った際、陣地に幕を三重に巻いたという伝承に由来し、いつの頃からか「巻」が「蒔」に変ったと言われている[8]。長らく三ツ沢小字の一つとして存在していた。

大正年間に編纂された『原田村誌』は次のように記している[9]

三度蒔 三ツ澤ノ北部ノ字ナリ 昔ハ三度卷ト書シ源右府富士野狩獵ノ時陣所ヲ設ケ幕ヲ三重ニ卷ク故ニ三度卷ト稱ヘ今轉訛シテ三度蒔ト云フトソ 之レ亦信スルニ足ラス 暫ク傳説ノマヽヲ記ス — 原田村誌

大字の誕生

2000年平成12年)から開始された「神戸土地区画整理事業」に伴う新町名の設置に当り、富士市では新町名を、地区の住民の公募と富士市立神戸小学校3・4年生の案から選定することを決定。地区では応募のあった75案を、ワークショップで「若葉」「さんどまき」「草笛」の3案に絞り込んだ[7]

一方で神戸小の生徒も、地域の歴史や移り変わり、土地区画整理事業の仕組みなどを学習した後、投票により「遊然の里」「空かぐや」の2案を選出した。従来の「三度蒔」ではなく、平仮名の「さんどまき」を候補としたのは、「できるだけ書きやすいように」との理由による[7]

2018年平成30年)11月、神戸地区文化祭で新地名総選挙が行われ、新町名「さんどまき」が決定した。平仮名のみの町名は県内で初めてとなる。また、小学生が考えた2案は、地区内に新たに開通した2本の市道の愛称として残されることとなった[7]

尚、旧来の三ツ沢字三度蒔は、同じく一部をさんどまきに吸収された三ツ沢字治郎畑、神戸字寺下と同じく、区画整理後も完全に消滅はせず残存している[10]

世帯数と人口

2020年令和2年)7月現在の、世帯数と人口は以下の通りである[1]

町丁 世帯数 人口
さんどまき 291世帯 774人

小・中学校の学区

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[11][12]

町丁 町内会 小学校 中学校
さんどまき 神戸1 富士市立神戸小学校 富士市立吉原北中学校

施設

  • ごうど公園
  • さんどまき公園
  • 神戸まちづくりセンター

道路

  • 空かぐや通り
  • 遊然の里通り

脚注

  1. ^ a b 大字別人口表|富士市
  2. ^ a b 郵便番号一覧|日本郵便 2020年9月29日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2020年9月29日閲覧。
  4. ^ 地区まちづくりセンターの施設情報|富士市 2020年9月29日閲覧。
  5. ^ 『広報ふじ』令和2年4月20日号(2021年7月27日閲覧)
  6. ^ 静岡県市町村の変遷|静岡県 2020年10月3日閲覧。
  7. ^ a b c d 【広報ふじ令和2年】神戸地区に新しい町名「さんどまき」が誕生!|富士市(2020年4月20日) 2021年7月27日閲覧。
  8. ^ 鈴木富男『富士市の伝説と昔話』(1978年、文華堂書店)
  9. ^ 富士郡須津・元吉原・吉永・原田村誌 〔富士郡町村誌〕 〔2〕|静岡県立中央図書館デジタルライブラリー - 「154~156コマ」を参照。2021年7月27日閲覧。
  10. ^ 神戸土地区画整理事業|富士市 2020年9月29日閲覧、新地番図を参照。
  11. ^ 通学区域|富士市 2020年9月29日閲覧。
  12. ^ ふじタウンマップ 2020年9月29日閲覧。

外部リンク



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