こいのぼりに関する逸話
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/25 08:10 UTC 版)
「こいのぼり」の記事における「こいのぼりに関する逸話」の解説
埼玉県児玉郡神川町の矢納地区では、平安時代中期に平将門がこの地に逃れて城峯山に籠った際、民家に揚げられていたこいのぼりのせいで所在が敵に知られてしまい、敵方はこいのぼりを目標にしたことから結果として将門は戦いに敗れてしまった。そのため「こいのぼりを揚げるとその家が不幸になる」として、現在でもこいのぼりを揚げる風習がない。 京都府亀岡市大井町にある大井神社では、祭神が鯉に乗って保津川の急流を上ってきたという伝承から鯉が神の使いとされ、氏子が鯉に触れることを禁じている。そのため大井町では端午の節句にこいのぼりを揚げることも行われない。 広島県福山市をはじめ備後福山藩だった地域では、福山水野家最後の藩主となった水野勝岑が5月5日に亡くなったことから、福山水野家にかかわった子孫の家では、こいのぼりを揚げないという風習が生まれた。 2014年、日本鯉のぼり協会は日英友好とジョージ王子の初節句を祝って英国王室にこいのぼりを贈り、ケンジントン宮殿に近いホランド・パークの日本庭園に掲揚された。
※この「こいのぼりに関する逸話」の解説は、「こいのぼり」の解説の一部です。
「こいのぼりに関する逸話」を含む「こいのぼり」の記事については、「こいのぼり」の概要を参照ください。
- こいのぼりに関する逸話のページへのリンク