かつての日本人オーナー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 03:03 UTC 版)
「エンパイア・ステート・ビルディング」の記事における「かつての日本人オーナー」の解説
1990年、米国プルデンシャル・ファイナンシャルは1987年に10月19日に起きたブラックマンデーによるバブル崩壊後の逼迫した財政を立て直すために様々な事業を手放すなどしていた。1980年代に所有していたエンパイアステートビルを売却すると広告を出した際に、それを買ったのは横井英樹だった。横井は1982年に火災を起こした東京永田町のホテルニュージャパンのオーナーで、最高裁判決(1993年11月23日)までの間、様々な場所に居を構えていた。多くの希望入札価格が2500-3000万ドル台のところ、唯一4000万ドル台の価格提示をしたのが「中原キイ子」と名乗る日本人女性、つまり横井の愛妾(内縁の妻)の子で横井の代理人だった。こうして1991年8月23日、正式の調印式をもって横井英樹がこの摩天楼のオーナーになった。その後横井とキイ子が所有権を巡り血みどろの法廷闘争を引き起こし、その後漁夫の利を狙うニューヨークの不動産王ドナルド・トランプ(後の第45代アメリカ合衆国大統領)が所有権をめぐって彼らと関わることになる。
※この「かつての日本人オーナー」の解説は、「エンパイア・ステート・ビルディング」の解説の一部です。
「かつての日本人オーナー」を含む「エンパイア・ステート・ビルディング」の記事については、「エンパイア・ステート・ビルディング」の概要を参照ください。
- かつての日本人オーナーのページへのリンク