おん‐ぽう〔ヲンパウ〕【×縕×袍】
おん‐ぼう〔‐バウ〕【▽隠亡/▽隠坊/御坊】
御坊
読み方:おんぼう
- 墓守又は火葬の時死体を焚く人、おんば、おんぼやきなどともいふ。
- 火葬場で人の屍を焼く職業を為す者をいふ。
- 火葬場で死体を焼く人夫のこと、又花柳病専門の医者のことをいふ。
- 隠坊と書く。正しくは御坊と書く。僧のことを尊んで御の字を冠したものである。転じて屍を埋める者、火葬場に働く者をいふ。古は御坊(僧)自ら之れに当つた為にいふ。今は専ら焼場の番人、係をいふ。
分類 俗語
穏坊
読み方:おんぼう
- 花柳病専門の医者のことをいふ。治療手術をする時に、下疳潰瘍の腐蝕するのを薬品にて焼く故に屍を焼く隠坊の意味にかけて名つけたものである。〔花柳語〕
- 芸娼妓間にて花柳病専門の医者のことをいふ。治療手術をする時に、下疳潰瘍の腐蝕するのを薬品にて焼く故に屍を焼く隠坊の意味にかけて名づけたものである。
- 〔隠〕芸娼妓間にて花柳病専門の医者のこと。治療手術をするに下疳潰瘍の腐蝕するのを薬品にて焼く故に、屍を焼く隠坊の意味にかけて名附けたもの。
- 花柳界用語。花柳病専門の医者のこと。治療手術をする時に、下疳潰瘍の腐蝕するのを薬品で焼く故に屍を焼く、隠坊の意にかけて名づけたものである。
- 〔花〕花柳病専門の医者のこと、下疳潰瘍の腐蝕するのを薬品で焼くから、屍を焼く隠坊の意味にかけたもの。
- 花柳病専門の医者のこと。治療手術をする時に、下疳潰瘍を腐蝕するのに、昔は楽品で焼いたので、屍を焼くおんぼうのイミにかけて名づけたもの。〔花柳界〕
- 花柳界専門の医者。昔の医者は坊主が多かつたが花柳界でこれを「おん坊」と敬称したもの。〔花〕
- 〔花〕花柳病専門の医師。治療手術をするときに下疳潰瘍を腐蝕するのに、昔は薬品で焼いたので、屍を焼くおんぼんの意味にかけていうたもの。
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