おんぼうとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > おんぼうの意味・解説 

おん‐ぽう〔ヲンパウ〕【××袍】

読み方:おんぽう

《「おんぼう」とも》綿入れ。どてら。ぬのこ。また転じて粗末な着物わんぼう

破れたる—を着て母に逢ひ」〈柳多留一〇


おん‐ぼう〔‐バウ〕【隠亡/隠坊/御坊】

読み方:おんぼう

古く火葬墓所番人を業とした人。江戸時代賤民取り扱いをされ差別された。


おんぼう 【隠亡・隠坊】

日本で、死者火葬する人をいう。または墓守。陰亡・煙亡・隠墓などとも書く。僧形の人がやったからとの説と、隠没焼亡から出た語など、諸説がある。→ 三昧聖

御坊

読み方:おんぼう

  1. 墓守又は火葬の時死体焚く人、おんば、おんぼやきなどともいふ。
  2. 火葬場で人の屍を焼く職業為す者をいふ。
  3. 火葬場死体を焼く人夫のこと、又花柳病専門医者のことをいふ。
  4. 隠坊と書く。正しくは御坊と書く。僧のことを尊んで御の字冠したのである転じて屍を埋める者、火葬場に働く者をいふ。古は御坊(僧)自ら之れに当つ為にいふ。今は専ら焼場番人、係をいふ。

分類 俗語


穏坊

読み方:おんぼう

  1. 花柳病専門医者のことをいふ。治療手術をする時に下疳潰瘍腐蝕するのを薬品にて焼く故に屍を焼く隠坊の意味にかけて名つけたものである。〔花柳語〕
  2. 芸娼妓間にて花柳病専門医者のことをいふ。治療手術をする時に下疳潰瘍腐蝕するのを薬品にて焼く故に屍を焼く隠坊の意味にかけて名づけたものである
  3. 〔隠〕芸娼妓間にて花柳病専門医者のこと。治療手術をするに下疳潰瘍腐蝕するのを薬品にて焼く故に、屍を焼く隠坊の意味にかけて名附けたもの。
  4. 花柳界用語。花柳病専門医者のこと。治療手術をする時に下疳潰瘍腐蝕するのを薬品で焼く故に屍を焼く、隠坊の意にかけて名づけたものである
  5. 〔花〕花柳病専門医者のこと、下疳潰瘍腐蝕するのを薬品で焼くから、屍を焼く隠坊の意味にかけたもの
  6. 花柳病専門医者のこと。治療手術をする時に下疳潰瘍腐蝕するのに、昔は楽品で焼いたので、屍を焼くおんぼうのイミにかけて名づけたもの。〔花柳界
  7. 花柳界専門医者。昔の医者坊主が多かつたが花柳界でこれを「おん坊」と敬称したもの。〔花〕
  8. 〔花〕花柳病専門医師治療手術をするときに下疳潰瘍腐蝕するのに、昔は薬品焼いたので、屍を焼くおんぼんの意味にかけていうたもの

分類 花柳界花柳語、花/風俗

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「おんぼう」の関連用語

おんぼうのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



おんぼうのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
中経出版中経出版
Copyright (C) 2024 Chukei Publishing Company. All Rights Reserved.
皓星社皓星社
Copyright (C) 2024 株式会社皓星社 All rights reserved.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS