おんな城主誕生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 17:31 UTC 版)
天文13年(1544年)、 遠江井伊谷を治める井伊家の当主井伊直盛は、一人娘のとわと一族で幼馴染の亀之丞とを許嫁とした。しかしその直後、亀之丞の父が謀反の罪で、井伊の主家、今川家に誅殺される。亀之丞も今川の追及から逃れるため井伊谷から離れる。とわも今川の許しを得るため、井伊家の菩提寺龍潭寺に出家し次郎法師の名を受ける。10年後、成人した亀之丞が井伊谷に戻り元服、名を井伊直親と改める。直親は、元許嫁の次郎では無く、一門からしのをめとり、二人には嫡男虎松が生まれる。 永禄3年(1560年)、桶狭間の戦いの今川の敗北により、井伊も直盛の戦死を含む大打撃を受ける。一方、今川の人質であった松平元康は、混乱に乗じ三河で独立する。 永禄5年(1563年)、今川の実力者寿桂尼が、井伊の当主を継いだ直親を謀殺する。残った一族や重臣は、虎松の助命と引換えに出兵を強いられ、次々と戦死する。次郎と直親の幼馴染で家老の小野政次は今川に付き、井伊の裏切り者とみなされる。永禄8年(1565年)、今川から政次を井伊谷の城主とする命が下る。これに対抗するため、次郎が虎松の後見として井伊家の城主となり直虎と名乗る。
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