あきあじ

デジタル大辞泉

あき‐あじ〔‐あぢ〕【秋味】

読み方：あきあじ

《秋を代表する味の意から》北海道や東北で、秋に産卵のため川をのぼってくるサケ。また、一般に塩鮭(しおざけ)。→時知らず2

あき‐あじ〔‐あぢ〕【秋^×鰺】

読み方：あきあじ

秋にとれるアジ。《季 秋》「—に遊行(ゆぎゃう)寺通り早日暮れ／かな女」

北海道方言辞書

あきあじ

あきあじ【秋味】[名] 《魚》 サケ(鮭)。塩鮭。〈中〉

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

あきあじ

出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 11:04 UTC 版)

名詞:秋味

あきあじ【秋味】

1. （北海道方言^[1]）秋に産卵のために川をのぼる鮭。
   • 余市では私は話すよりも学ぶ時間をゆっくりともった。旭川藤井家で御馳走になった「秋味」――鮭のしゅん――をいつまでも私は忘れないのだが、はからずもここ余市の道立水産試験場でまる一日この方面でからっぽの私の頭を、みたすことができたことはしあわせであった。（服部之総『望郷――北海道初行脚――』1952年）

語源

• 秋の代表の味とする説あり。
• アイヌ語 の チュクチェプ の和訳とする説あり。

名詞:秋鰺

あきあじ 【秋鰺】

1. 秋に獲れる季節外れの鰺（あじ）。(秋の季語)

脚注

1. ↑ 新明解国語辞典 第7版