『空の大怪獣ラドン』のメガヌロン
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「メガギラス」の記事における「『空の大怪獣ラドン』のメガヌロン」の解説
阿蘇山の麓にある炭鉱に出現し、水没した鉱内で炭鉱夫や警察官を腕の鋭いハサミで殺害する。当初は鉱夫仲間といさかいを起こしていた五郎に嫌疑がかけられるも後に遺体で発見されたうえ、メガヌロンが炭鉱住宅に出現したことで存在が発覚する。拳銃や機関銃では致命傷に至らない程度の防御力を持っており、事件を起こした個体は追跡してきた警察官や炭鉱夫を殺害した後に封鎖されていた炭鉱へ逃亡するが、石炭を満載したトロッコの列を河村によって激突され、1体が倒される。その後、五郎の遺体を収容中にもう1体が出現するが、囮となった河村に気を取られている最中、自衛隊の機関銃による銃撃と突然の落盤に遭う。その後の生死は不明。 地下空洞のラドンの巣周辺では別の個体群が繁殖していたが、孵化したラドンの雛にすべて捕食される。 メガヌロンの登場場面は、炭鉱内でうごめく怪奇性、殺害された死体の描写による猟奇性など、ゴジラなどの巨大怪獣とは異なる等身大の恐怖が強調されており、後半の青空の下でスピーディに描かれるラドンとの対比ともなっている。 当初はシロアリをモチーフにデザインされ、本決定以前の画稿にはケラをモチーフにデザインされたものも存在した。最終的には画稿を進めるうちにヤゴに変更された。 粘土原型製作は利光貞三。着ぐるみは3人で演じる15尺サイズ(約5メートル)のものが造られた。先頭に入っていたのは中島春雄。そのほかは手塚勝巳、広瀬正一、大川時生。そのほか、大中小計10個のミニチュアが制作された。
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