『フレイジャー』出演
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「ムース (犬)」の記事における「『フレイジャー』出演」の解説
1993年、ムースはその年から始まるNBCのシットコム『そりゃないぜ!? フレイジャー』にエディ役で出演を決めた。エディは主人公のフレイジャーの父親が飼っている犬で、フレイジャーを無言で見つめて困惑させるという役どころであった。ムースは画面外から調教師の指示を受けながら、この演技をこなした。ムースの演技は人気を呼び、ときには人間の共演者より多くの手紙が視聴者から寄せられた。『エンターテインメント・ウィークリー』や『TVガイド』といった雑誌はムースを表紙で取り上げた。番組開始の翌年、フレイジャー役の演技でエミー賞を受賞したケルシー・グラマーは、受賞のスピーチの最後にムースの名を挙げ、賞をムースに捧げた。 『フレイジャー』の放送は翌シーズン以降も続き、ムースの人気も衰えることがなかった。1995年にはムースのカレンダーが発売され、航空機の移動ではファーストクラスの座席が提供された。1995年から放送された子供番組『夢みる小犬ウィッシュボーン』にもジャック・ラッセル・テリアが登場したこともあり、この犬種の認知が高まり、アメリカンケネルクラブでも犬種標準の制定が検討された。『フレイジャー』とは別に、ムースを主題とする映画も企画された。 有名犬となった後も、ムースのいたずら好きな性格は変わることがなく、脱走して調教師が探し回ったこともあった。
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